2017/04/17

【治安】メキシコ人も徹底する3つの安全対策

現地のメキシコ人も安全対策するの?答えはイエス!もちろんしています!日頃から気を付けていれば普通の生活が出来るメキシコですが、やはりここは海外、日本の日常とは違います。実際にメキシコ人に聞いた、現地のメキシコ人でも徹底して気を付けている安全対策について、日本との違いも含めた重要な3点をご紹介します。

1.車内には何も残さない!もちろんトランクも!

1番に、トランクを含め、車の中には何も残さないことは基本中の基本です。

日本では「助手席にカバンを置いてちょっとコンビニでお買い物」なんてことも普通ですが、メキシコでは車を離れた30秒後には窓ガラスを割られ、カバンを取られるなんてことも日常です。

車の後部座席の見えない隙間に隠したから大丈夫、トランクに入れて見えないから大丈夫。

なんてことも通用しない国。

特に携帯やパソコンは要注意。犯罪集団によっては、リチウムイオン電池に反応する機器を持っている人もいるようで、どんなに隠しても車上荒らしにあう可能性もあります。

出張で重いトランクを持ち歩いている時は、ホテルに預ける、もしくは重くても持ち歩くことでリスク回避が出来ます。

2.パンクをしても止まらない!まずは安全な場所へ移動!

日系企業が多く進出するバヒオ地区では、日々車の運転が付き物かと思います。

日本は道路も整備されており、タイヤがパンクするなんてことはそうそうありませんが、メキシコは街中でも有料高速道路でも、突然大きな穴があり、その上を走ってしまい、タイヤがパンクなんてことも実際にあります。

ただ、明らかに大きな穴に突っ込んでしまった!なんて分かる時はいいのですが、何でパンクしたのか分からない時は要注意!!

例えば、知らぬ間に道に転がっている果物を車で踏んでしまい、直後にパンク。パンクしたのですぐに車を路肩に寄せ、車を降りてタイヤチェックをする。

その際、「大丈夫か?」と近寄ってきた人に金品を取られたり、車その物を盗まれてしまったり・・。実はその果物は犯人がわざと転がしておいたもので、その果物の中には大きなクギが入っていた・・・なんてことも。

これは実際にメキシコ人がハマった罠です。その他にも、スーパーマーケットからの帰り道、タイヤがパンクしていると知らないメキシコ人に言われ、ついつい車を路肩に止めてしまい、その際に被害にあうという事も。

メキシコでの教訓は、車がパンクしても、正確な理由が分からない限り、すぐに車を路肩に止めないこと。パンクをしたら、まずは明るく人の多い安全な場所までゆっくり移動することが大切です。

3.子供から目を離さない!子供の手を離さない!

スーパーで買い物中、子供がお菓子売り場まで走って行ってしまった、なんてことはよくあることかと思います。

でも、誘拐も起こるメキシコでは、それはとても危険なこと。

実際、誘拐情報はFacebookやWhatsApp(日本で言うLINEのようなモノ)を通して友人から度々流れてきます。

直接の知り合いではなく、友達の友達の友達の子供が行方不明とでもなれば他人事ではありません。

また、「このモールは安全」「このスーパーは大丈夫」なんて場所もありません。それなりのブランドが入るモールでも、年会費を払って入るスーパーでも、誘拐がない訳ではありません。

外出する際は子供から目を離さない!場所によっては子供の手を離さないことをメキシコ人は徹底しています。

参考までに、外務省が更新しているメキシコ全土の治安情報サイトのURLを記載しておきます。

どんなに安全対策をしても、最後は運もあるかもしれません。それでもメキシコ人も日々徹底している安全対策、皆さんも今一度ご確認してみてください。

外務省海外安全ホームページ
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著者情報

紹介文: アメリカの大学を卒業後、日系企業で海外マーケティング/企画/営業を担当。欧米→東南アジア→新興国担当を経て、メキシコ市場開拓のリーダーとして現地法人設立に貢献。現在は本業をお休みしつつ、メキシコ・レオンにて家族や友人とメキシコ生活満喫中。

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