メキシコシティについて
メキシコシティ(Ciudad de México)はメキシコ合衆国の首都になり、広さは1,494㎢と東京23区の約2倍になります。
また、人口は約1,700万人で東京都の人口約1,400万人よりも多く、ラテンアメリカ最大の経済都市の一つといえます。広さと人口だけを見てもかなりの大都市ということが分かりますよね。
メキシコシティはどこに位置しているかというと、四方を山々に囲まれた中央高原地帯に位置しています。標高はなんと約2,200メートル、富士山の5合目と同じ高さにあるのです。
では、メキシコシティにはどれくらいの日本人が住んでいるのでしょう。メキシコシティの在留邦人数は約3,500人、メキシコ全体の在留邦人の1/4がメキシコシティに住んでいます。
外務省のホームページによると、メキシコシティの犯罪数は過去最高件数を記録した2018年に比べると少なくなっているものの、治安の改善はみられません。2020年はコロナの影響で犯罪の発生数が一時的に減少したとはいえ、1日あたり約540件もの犯罪が報告されており、日本人も被害にあっています。
メキシコシティの地区区分
上記の地図はメキシコシティの主要部分の地図です。丸がついている部分はよく名前を聞くエリアで、住んでいると頻繁に足を運ぶエリアになります。
その中でも安全な地区、危険な地区については後ほど説明します!
安全な地区はどこ!?
まず大前提としてメキシコシティは日本と同レベルで安全ではありません。電車やバスはもちろんのこと、思いがけぬ所でスリに遭遇することも・・・。今から紹介する安全な地区は最低限注意をしていれば安心安全に過ごすことのできるエリアです。
①ポランコ(POLANCO)地区
日本人の駐在員が多く住んでいるエリアです。高級住宅が立ち並んでおり、犬の散歩やランニングをしている人を多く見かけます。銀座のような高級ブランド店が立ち並ぶエリアもあり、歩いていても安心です。
②ローマ(ROMA)地区
オシャレなカフェやレストランがあり、「メキシコの代官山」と呼ばれています。雑貨屋さんなども多くあり、歩いていても楽しいエリアです。女性同士の食事にはぴったりの場所です。
③レフォルマ(REFORMA)地区
外資系ホテルや高層ビルが立ち並び、日本でいう丸の内のようなオフィス街です。日系企業のオフィスも多く入っており、日本大使館もレフォルマにあります。季節ごとにイベントが開催されていたり、週末にはマラソンや自転車大会が行われており、昼間は車通りも人通りも多いエリアです。
④デルバジェ(DEL VALLE)/ナポレス(NAPOLES)地区
日本食材店や日本食レストランもあり、日系企業のオフィスも多いことからこちらも日本人駐在員が多く住んでいるエリアです。
⑤ロマス・デ・チャプルテペック(ROMAS・DE・CHAPULTEPEC)地区
こちらもポランコ地区と並ぶ(もしくはそれ以上!?)の高級住宅街です。オシャレなレストランが多く、そのようなレストランに行くとオシャレなマダムを大勢見かけます。
危険な地区はどこ!?
次に危険な地区を紹介します。今回紹介する地区以外にも危険な地域は存在しますが、特にこの3か所に行くのはあまりおすすめしません。
①テピート(TEPITO)地区
メキシコシティを代表する危険な地域、テピート。車に乗っていたとしても近づきたくないエリアです。テピートの中でも本当に危険なエリアはその中の一角なのですが、現地に住んでいるメキシコ人ですら危険なエリアだと認識している地区です。観光地である歴史地区の近くなので、間違って行かないように気を付けてください。
②イスタパラパ(ISTAPALAPA)地区
メキシコシティ国際空港の南に位置する地域であり、こちらもやはり現地に住んでいるメキシコ人にとっても危険だと感じるエリアです。殺人、強盗など犯罪率が高く、スラム街もあり治安はかなり悪いです。特に観光地などがあるわけではないので行かないようにしてください。
③ドクトーレス(DOCTORES)地区
ローマ地区の隣にあるエリアです。おもちゃ博物館があったり、ルチャリブレ(日本でいうプロレスのようなもの)の会場であるアレナ・メヒコ(Arena México)があるので観光客も足を運ぶエリアですが、あまり治安の良くないエリアなのでルチャリブレを観に行くときはUberで会場まで行きましょう。
まとめ
今回は初めてメキシコシティを訪れる人やメキシコシティに来て間もない人に向けて危険なエリア、安全なエリアを紹介しましたがいかがでしたか?
メキシコシティは基本的に女性一人でも出歩くことができ、夜も出歩くことができます。ですが安全な地域であっても、夜間や人通りの少ない場所はスリなどに合う危険性が高いので気を付けてメキシコシティを満喫して下さい。