特集

大学1年生がメキシコに5万円以上の寄付!

2017年9月にチアパス・オアハカやメキシコシティを複数回襲った巨大地震。何かしたいと思いつつも少ないアルバイト代を削ってまで募金はなあ・・・と思っていた学生さんもいるのでは?大学生の私が5万円以上をメキシコ赤十字社に寄付するために奔走した体験をお話しします。

3回にわたりメキシコを襲った大地震

 メキシコでは、中部から南部を震源としたマグニチュード6を超える大地震が2017年9月中に3回発生しました。大学1年生だった私は最初の地震が起こるほんの2週間前にメキシコを訪れており、帰国後に日本でメキシコ地震のニュースを耳にして大きなショックを受けました。そこから試行錯誤した結果、メキシコ地震の認知度を高め、寄付金を集めるための活動を立ち上げることにしました。より多くの学生の方に活動を知ってもらうことで今後メキシコに興味を持つ若い人が増えてほしいと思ったため、活動内容を報告させて頂きます。

 

募金活動を行うことを決意

 日本ではその情報量が十分とは言えなかったメキシコ地震ですが、仮に皆さんが募金しようと思った時に具体的にどうすれば良いのか知っていますか?なんと公式団体に寄付するためには、スペイン語で書かれたメキシコ赤十字社のサイトの窓口を使うしかないのです・・・。それでは多くの募金が集まるわけない!と思い、日本赤十字社に日本語の募金窓口を開設してほしいと頼んだのが活動の始まりでした。赤十字社のルールにより依頼は実現しませんでしたが、同社の方にアドバイスをもらったことで、11月末の学園祭で募金活動を行うことに決めました。

 募金活動を行うにあたって、まずは寄付先のメキシコ赤十字社の名前・ロゴを用いて良いかどうかはしっかりと確認を取る必要がありました。その後、日本赤十字社から助言をもらいながら大学の文化祭実行委員と交渉を進め、本来は申請期限が過ぎていたところを特例として活動を認めてもらえることになりました。私の大学では生徒全員が専攻ごとに屋台を出すため、各専攻の代表に問い合わせて売り上げの一部を寄付してくれるかどうか、店頭に募金箱を置いてくれるかどうかを尋ねました。ラテン系音楽サークルの先輩や留学生、同級生の友達の20人ほどで期間限定の募金団体を結成し、募金箱をデザインしたり、地震やメキシコについて知ってもらうために文化祭当日に配るチラシを作ったりしました。

募金活動当日の結果

文化祭当日はメンバーでメキシコ風の衣装を着て2,000枚を超えるビラを配りながら、災害についての説明を行いました。金額としては82,602円が集まり、その内の51,871円をメキシコ赤十字社に寄付しました。(残りはHispanic Federationという、同時期にラテンアメリカ地域を襲ったハリケーン被害者を支援する団体に寄付しました。)

自分の意志で始めたことに人を巻き込み、最後までやり遂げることの難しさを感じました。しかし活動中には友人がメキシコに住んでいるというお客さんやメキシコの外交に関わる方とお話ししたり、活動後にはメキシコ大使館の方に活動を広めてもらったりという貴重な経験をすることが出来ました。

募金活動を通して学んだこと

社会的・金銭的に力のないただの大学生でも、本気になれば助けてくれる人がいる。募金額そのものはメキシコの状況改善に貢献できる、とは言えません。しかし若者がメキシコに関心を持ってその魅力を発信し続け、将来メキシコに関わる人を増やすことに意味があるのではないでしょうか。この記事を読んでくれた学生の方が少しでもメキシコという国に思いを馳せてくれたら嬉しいです。

募金活動に関するご意見やご質問などはこちらから!お気軽にどうぞ。
1/1
お気に入り

著者情報

紹介文: 英語とスペイン語を学ぶ大学2年生兼メキシカンバルの店員。メキシコには1回足を踏み入れた程度だがすっかり虜に。若者のメキシコファンを増やしたい!

著者の他の記事

特集

amigaピックアップ