一体この絵は誰が書いた?!
国立宮殿やメキシコの様々な場所で見かけるこの絵。誰が描いたのかご存知ですか。絵画の真ん中にはよく「死者の日」でも見かけるドレスを身にまとった骸骨の女の人の絵。そして、その横には眉毛が繋がっていることが印象的なフリーダ・カロの姿が写ります。他にも先住民からメスティーソ、貴族や大統領まで、メキシコの当時の社会構成と雰囲気を感じる作品です。
実はこの絵、ディエゴ・リベラという人物によって描かれました。
そこで、今日はディエゴ・リベラについて紹介したいと思います。
ディエゴ・リベラとは。
彼はグアナファトで生まれ、メキシコ、ヨーロッパ、アメリカと、国内外で活躍をした人物の一人です。
その人生は芸術そのもの。
結婚離婚を5回繰り返したと言われています。
先ほどの絵に写るフリーダ・カロも妻の一人で、「美女と野獣カップル」と呼ばれていたそうです。
500ペソに写るディエゴ・リベラ
500ペソに写る人物もディエゴ・リベラとフリーダ、カロです。
彼が500ペソに掲載される理由は、彼がメキシコ壁画運動を行ったからです。
彼は、文字が読めないメキシコ人にもメキシコという国と歴史を理解してほしいと壁画にして伝えました。
彼の作品はメキシコの様々な場所で目にすることが出来ます。
また「死者の日」によく目にする洋服を着飾った骸骨もディエゴ・リベラによって”カトリーナ”と名付けられ、メキシコではカトリーナの愛称で親しまれています。このカトリーナも”どんなに着飾ったり、偽ったりしても、人間死んだら一緒のようなものだ”と比喩しているという説があります。
私の好きな彼の壁画はこれです。
ディエゴ・リベラ美術館
メキシコの芸術と文化に多大な影響を与えたディエゴ・リベラをさらに知りたい方、メキシコの歴史を絵で感じたい方は、グアナファトに彼の生家があります。
美術館となっていますので足を運んでみてはどうですか?
美術館にはメキシコ人の案内をしてくれる方がいますが、スペイン語のみでした。
入場時間
㈫~㈯ 10:00-18:30
㈰10:00-14:30
入場料金:$20ペソ
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