先見性が高い!経営者・本田圭佑
2017年8月28日、メキシコ・パチューカに所属する本田圭佑選手が、自身の公式Twitterで投稿したツイートが注目を集めています。そのツイートがこちら!
Hope it gonna be in Mexico near future . Then I can go to training everyday form Mexico City to Pachuca on Hyperloop. https://t.co/T2h2aDiQ9A
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2017年8月28日
「近い将来、メキシコにそれ(ハイパーループ)が建設されることを望む!そうしたら、毎日メキシコシティに、トレーニングしに行けるのに。」
注目すべきは、本田選手が返信している「イーロン・マスク」という人物と、「ハイパーループ」という聞き慣れないワード。実は、これが近未来社会を知るための重要キーワードなんです!今回は、経営者としての顔も持つ本田選手が注目する、「イーロン・マスク」と「ハイパーループ」に迫ります!
世界一のアントレプレナー!?「イーロン・マスク」って誰?
もうすでにご存じの方も多いのではないでしょうか?スティーブ・ジョブズ亡き現在、世界で最も注目されるアントレプレナーが、この「イーロン・マスク」です。彼の発想は、とんでもなく壮大で、とにかくクリエイティブなんです!
マスクは、1971年6月28日、南アフリカ共和国出身の実業家で、現在、彼が経営する企業は、「スペースX」、「テスラ」、「ソーラーシティ」の3社。
一つ目の「スペースX」は、宇宙船・ロケットの打ち上げなどの宇宙輸送を事業とする企業です。彼の野望は、人類滅亡を回避するために「20年以内に人類を火星に移住させる」こと。現在では、あのNASA(アメリカ航空宇宙局)と提携し、何度もロケットの打ち上げに成功しています。宇宙旅行の実現も夢ではありません!
二つ目の「テスラ」は、EV(電気自動車)専門の自動車メーカーです。高級EVである「モデルS」と「モデルX」が爆発的なヒットを記録し、先日、大衆向けである「モデル3」の販売も開始し、日本でも大きな話題となりましたね。また、テスラの電気自動車を無料で充電できるスーパーチャージャーという充電ステーションを世界中に建設中。ちなみに、バッテリーには日本のパナソニック社のリチウムイオン電池が使用されています。
三つ目の「ソーラーシティ」は、太陽光発電を事業とする企業です。太陽光発電システムの設計・設置・販売、ファイナンシング、運営、メインテナンスだけでなく、太陽光パネルの製造も行っています。マスクは、ソーラーシティで電力を作り出し、テスラの燃料として使う計画をしているのです。
マスクは、この3つのリーディングカンパニーを経営し、「地球環境を守るための持続可能な新エネルギーの実現」と「人類の新しい環境となる宇宙(火星)への移住」を目指しているのです。
人類史上最速の乗り物!?「ハイパーループ」構想とは?
「ハイパーループ」は、2013年にマスクが発表した次世代交通システムです。簡単に説明すると、チューブの中に車両を走らせる人類史上最速の乗り物で、チューブの中を減圧し、真空に近い状態にして、その中に「ポッド」と呼ばれるカプセルのような車両を走らせます。実現すれば、その最高速度はなんと時速1200㎞(一般的な旅客機で約900㎞/h)、ロサンゼルス-ニューヨーク間を30分で結びます!2017年9月現在、サンフランシスコ-ロサンゼルス間、アラブ首長国連邦のドバイ、韓国のソウル-釜山間などでの建設が予定されています。
そしてアメリカネバダ州で行われたハイパーループのテストの様子がこちら!
また、Hyperloop One社は世界各国の都市間をハイパーループで結んだ場合の移動時間が計算できる、ハイパーループ計算機を自社HPにて公開しています。皆さんもお時間のある時に空想にふけってみてはいかがでしょう?
ハイパーループ計算機URL本田圭佑がメキシコに「ハイパーループ」建設を要請!?
つまり、本田選手のツイートは、マスクの公式Twitterにメキシコシティ-パチューカ間の「ハイパーループ」の建設を要請するもの。半分ジョークかもしれませんが、いつかは、自動車で1時間30分かかるメキシコシティ-パチューカ間が約11分で結ばれる日が来るかもしれませんね!今後も本田選手やイーロン・マスク、「ハイパーループ」の動きに目が離せません!