JAL現役パイロットによる授業
今年は、日本メキシコ学院日本コース、アグアスカリエンテス日本人学校、グアナファト補習授業校、グアダラハラ補習授業校の4校で開かれた航空教室。
今回はグアナファト補習授業校での授業を見学させていただきました!
ボーイング777現役機長の大森邦彦さんが小学1年生〜小学3年生、小学4年生〜中学3年生までの児童・生徒のみなさんに向け、2回に分けての授業を行いました。
大森機長によるユーモア溢れる授業
「¡Buenos días!」と大森機長によるスペイン語でのあいさつで授業が開始。
16年間、計8200時間も空で過ごしている大森機長は、飛行機が出発するまでの具体的な流れを写真を用いて説明されました。参加されたみなさんも真剣に耳を傾けていました。
パイロットが飛行機に持ち込む”フライトバック”の中身紹介では特に参加されたみなさんの注目を集めていました!!
「パイロットは全員、フライトバッグにバナナを入れているんです!(笑)」と冗談も交えながら、パスポートや地図、何枚もの免許証など、普段から実際に機内に持ち込んでいるフライトバッグの中身を紹介。
その後も時折ジョークを織り交ぜながら、参加されたみなさんにパイロットの生活や飛行機の秘密などを楽しく教えていました!
機長からの質問に元気よく答える児童・生徒のみなさん
低学年、高学年共に大森機長からの「飛行機に乗って耳が痛くなったことがある人?」などの質問に対して元気よく手を挙げて反応。
また高学年との授業では一歩踏み込んで、JALが行なっているエコ対策の具体例なども説明されました。この取り組みによって飛行機から排出されるCO2が削減されていることに、参加されたみなさんも驚いていました。
最後は機長との握手でお別れ
最後の質問タイムでは、参加されたみなさんが元気よく挙手し「飛行機の中のスイッチの数は?」「どうしたらパイロットになれるの?」という質問などを投げかけていました。
代表生徒によるお礼のあいさつでは、「航空ルートがたくさんあることやパイロット用のご飯が2つあることなど、全てがお客様のためにやっていることがわかりました。実際の機長からお話を伺えることができて、とてもいい機会になりました。」と感謝の気持ちを述べていました。
お別れの前には、JALのクリアファイルやJAL短編漫画などが贈られ、参加されたみなさんはとても嬉しそうな様子でした!
普段知ることのできない飛行機の秘密をわかりやすく、様々なアイデアを組み込んで話してくださった大森機長。私も取材ということを思わず忘れそうになる程、話を聞くのに夢中になっていました!
児童・生徒のみなさんにとっても、自分たちをいつも運んでくれている飛行機について詳しく学ぶ、素晴らしい機会となったことと思います!