プレゼン後の質疑応答に苦戦する出場者たち
外国語でのプレゼンで最も苦労するのはやっぱり質疑応答。想定外の質問や日本人でさえ答えるのが難しいと思われるような質問にも一生懸命に答えていました。あまりに難しい質問に緊張がピークに達したのか、質疑応答終了後に涙する女の子の姿も…頑張っている姿はこんなにも素敵なのかと、取材班の私も涙しそうでした…
待ちに待った結果発表!!!
およそ5時間にわたる計12チームの発表が終わり、いよいよ結果発表。各カテゴリーでそれぞれ優勝チームが選ばれます。メキシコ初!日本語プレゼンテーション大会で見事優勝できるのは一体誰なのか!会場も緊張に包まれます。
初級(カテゴリーA)の優勝者は、「マリアッチ・チャレリア国際大会」を紹介したJosué くん、Federioくん、Carlos くん!彼らのプレゼンはとっても魅力的で、会場を笑いに包み、まるでコメディを見ている様でした!
中級(カテゴリーB)の優勝者は、「メキシコ南部の文化紹介と国際フェリアについて」を紹介したDavidくん、Jenniferちゃん!彼らは、チアパス州・オアハカ州・キンタナロー州の歴史や食べ物についてのを紹介。ヨーロッパとメキシコの観光比較をし、メキシコ観光の魅力を伝えてくれました。
ここで上級カテゴリーの結果発表の前に!優勝発表後のDavidくん(左)とJenniferちゃん(右)にインタビューさせていただきました!!大学で哲学と国際貿易を専攻しており、勉強の傍で旅行会社やメキシコ観光局へ実際に足を運んだりして、計2ヶ月かけて準備を進めてきたそうです。なんと彼らは日本語を学び始めて8年目。様々な表現や優しい発音を持つ日本語が大好きなどと日本語の魅力をいっぱい語ってくれました。最後に、日本の方々へ「メキシコはとてもいいところなので、是非旅行に来て下さい!」とメッセージを頂きました。
そして、注目の上級(カテゴリーC)の優勝者は「メキシコのアボカド産業」を紹介したOmarくん!メキシコのアボカド産業に注目し、メキシコのアボカドを使った加工食品の日本への輸出の可能性について分析結果とともに紹介してくれました。
優勝発表後のOmarくんにもインタビューしてきました!現在社会人のOmarくんは、仕事の傍で計3ヶ月かけてこの大会のために準備してきたそうです。実は彼、6年前に行われた日本語スピーチ大会に出場しており、その時に味わった悔しい思いから今大会でのリベンジを決意。だからこそ、今回の優勝はとても嬉しく感じたそうです。日本人顔負けの日本語を話すOmarくんは、現在日本語能力検定2級をもっていて、今後は日本語能力検定の1級を取るべく日本語の勉強を続けていきたいと力強く語ってくれました。ちなみに今回の賞金の使い道は、「旅行」だそうです!
日本語プレゼンテーション大会を終えて
取材班も外国人による日本語プレゼン大会に足を運ぶのは初めてでしたが、とても面白く時間を忘れるほどでした。プレゼンを聞いている中で、出場者の「日本が好き!日本語が好き!」という思いがひしひしと伝わってきてとっても嬉しい気持ちになりました。この日本語プレゼンテーション大会『PUREZEN MÉXICO Región Centro』は今後も開催される予定なので、次回開催時には是非足を運んでみて下さい!