FIFAクラブワールドカップ2017
12月6日(水)からUAEで開催されているFIFAクラブワールドカップ2017。この大会は、毎年12月に行われる世界一のサッカークラブを決める大会です。ヨーロッパ、南米、北中米カリブ、アフリカ、アジア、オセアニア、開催国の王者が集い、7チームによりトーナメント戦が行われます。今年のCONCACAF(北中米海カリブチャンピオンズリーグ)で優勝を果たしたパチューカ(メキシコ)が、北中米カリブ代表として出場しており、9日(土)アフリカ代表のウィダード・カサブランカ(モロッコ)との一回戦を行いました。
パチューカ、世界一へ向け好発進!
パチューカに移籍し、既にメキシコでチームの柱として活躍している本田圭佑(31)は、この大事な一戦でもトップ下で先発出場を果たしました。試合はパチューカペースで進みますが、前半を0-0で終えます。後半に入ると、カサブランカがボールを持つ時間が増え拮抗した試合展開に。すると後半5分、相手GKのクリアミスを本田が拾うと、ゴール正面から左足で強烈なミドルシュートを放ちますが、これは惜しくもゴール左に外れます。後半25分には、カサブランカのキャプテン、ナカシュがこの試合2枚目のイエローカードで退場。パチューカが数的有利に。しかし、カサブランカの堅い守備に阻まれ、後半も両チーム無得点のまま延長戦へ。
そして延長後半7分、ついに試合が動きます!パチューカがパスを回してディフェンスの裏を突くと、右サイドから供給されたクロスにゴール前でMFグスマンがヘッドで合わせて先制点!この1点を守り切ったパチューカが死闘を制し、一回戦突破を決めました。本田のクラブワールドカップ初ゴールとはなりませんでしたが、延長戦を含む120分にフル出場し、終始存在感を示しました。
勝利したパチューカは、13日(水)に準決勝で南米王者のグレミオ(ブラジル)と対戦します。この大会には、ヨーロッパ王者としてレアルマドリード(スペイン)が出場しており、グレミオとの一戦に勝利すれば、レアルマドリード-パチューカのカードが実現するかもしれません!尚、同日行われたアジア王者浦和レッズ(日本)-開催国王者アルジャジーラSC(UAE)の一戦は、0‐1でアルジャジーラSCが勝利し、浦和レッズとパチューカの一戦は実現しませんでした。
次戦、本田選手の活躍、パチューカの戦いに注目しましょう!