高まる再生可能エネルギー需要
再生可能エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスなどの化石エネルギーと異なり、風力や太陽光、水力など地球に多く存在し繰り返し使用できて二酸化炭素をほとんど排出しないエネルギーを指します。近年、地球温暖化や震災による原発事故などの影響を受け、メキシコでもこの再生可能エネルギーへの注目が一段と高まっています。
物産、メキシコでメガソーラー参画へ
「メガソーラー」とは、 発電出力が1メガワット(1000キロワット)を超える大規模な太陽光発電所のことを言います。配置する太陽光パネルは数万枚にのぼり、一般家庭数百件分の消費電力を生産することができます。
実はこのメガソーラーが今、メキシコで大きな注目を集めているんです!メキシコは世界でもトップクラスの太陽光資源を持っており、メキシコ政府は再生可能エネルギー電力の比率を大幅に拡大しようとしています。
そして今回、8月の双日のアグアスカリエンテス州でのメガソーラー事業参画に続き、三井物産もサカテカス州に発電容量約10万キロワットのメガソーラーを建設し、2020年の稼働を目指します。同社は建設にあたり中国の太陽光パネル大手の天合光能(トリナソーラー)と共同し、総工費はおよそ100億円にのぼるとみられています。
近日中にメキシコ政府と15年の長期売電契約を結ぶ予定も明らかにされており、今後もメキシコを含む中南米地域で積極的に再生可能エネルギー事業に取り組んでいくと予想されます。
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