2016/05/20

「聖体拝領式」って何?!そろそろ、この時期がやってくる!

カトリックの国メキシコでは、小学2~3年生前後のお子さんがいる家庭から「初聖体拝領式(プリメラコムニオン)」に誘われることがあります。日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、6月前後になるとメキシコではちょこちょこ耳にするようになります。今回は初聖体についてご紹介します。

そもそも「初聖体拝領」って何?

 初聖体拝領(Primera comunión)とは、カトリック教のことをきちんと理解できるようになったら、正式に自分の意志でカトリック教徒になる儀式。ここで言う「聖体」とは、聖なる体、すなわちキリストの体を表しています。キリストの体を象徴する特別なパンを食べ、キリストの心と一体となるためのものです。年齢は特に決まっていませんが、最近では小学2~3年生の8歳前後で行うことが多いそうです。

親がカトリック教徒であれば、小さい頃に洗礼を受けている人は多いと思いますが、初聖体拝領式はあくまで「自分の意志で」カトリック教徒になります、というのがポイントです。また、この時に食べるパンは「Hostia(オスティア)」と呼ばれる白く薄い丸いお煎餅のようなものです。

初聖体拝領式では何をするの?

 最初の式は教会で行う場合がほとんどです。場所によって式も様々ですが、大まかな流れとして、神父さんのお話を聞き、聖歌を歌い、今回の主役が神父さんからパンを口に入れてもらいます。

また今回のように個人的に式を行う場合もあれば、教会や学校等で大人数で行う場合もあります。

主役の子供たちは白い服を着て登場します。女の子は白いドレス、男の子は白いスーツ、又は白いシャツに白いパンツといった格好をします。

招待を受けたら、どんな服装で行けばいい?

 気になるのは参列者の格好ですね。初聖体拝領式という神聖なる場所なので、カジュアル過ぎる格好はNG。男の子は襟付きのシャツ、女の子はワンピース等、セミフォーマルくらいの格好で良いかと思います。男の子の場合はジャケットにジーンズといった子も何人もいました。もし気になる場合は、一緒に参加する人に聞いてみるのも良いかもしれません。またプレゼントも必要に応じ持参します。

式の後はメキシコならではのパーティー!

 教会での式が終わると、メキシコらしくパーティーが始まることが多いようです。日本では結婚式の後の披露宴もしくは二次会のイメージです。ご飯を食べながらお喋りしたり、子供たちは遊んだり、メキシコの誕生会の雰囲気で、パーティーから参加する人も沢山いました。

いかがだったでしょうか?カトリックの行事が何かと多いメキシコですが、初めてのことでも慌てず、是非楽しんで参加してみてくださいね!

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著者情報

紹介文: アメリカの大学を卒業後、日系企業で海外マーケティング/企画/営業を担当。欧米→東南アジア→新興国担当を経て、メキシコ市場開拓のリーダーとして現地法人設立に貢献。現在は本業をお休みしつつ、メキシコ・レオンにて家族や友人とメキシコ生活満喫中。

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