メキシコシティの魅力
成田空港から毎日運航されているメキシコシティへの直行便。その影響もあり、近年観光客の旅行先の選択肢に「メキシコ」が入るようになり、日本からメキシコに来る観光客は年間15万人を超えます(18年現在)。観光客の目的地は何といってもカンクン、グアナファト、オアハカといった大人気の観光地。それらの観光地へは、飛行機や長距離バスを使って行かなければなりません。しかし、メキシコシティを経由地としてしか使わないなんて勿体ない!というくらいシティにも沢山の見どころがあります。そこで今回は、メキシコ到着初日に1日あれば十分楽しめるメキシコシティの観光スポットを5つご紹介いたします!
ソカロ広場
メキシコシティの旧市街の中心地であるソカロ広場は、アステカ帝国があった時代から多くの神殿が立ち並んでいたとされる歴史的にとても重要な広場です。世界最大級といっても過言ではない広大な広場の中心にとてつもなく大きなメキシコの国旗が立っているのが印象的です。その広場を囲むように400年以上の歴史を持つメトロポリタン大聖堂や国立宮殿が立ち並びます。周辺にはベジャス・アルテス宮殿やラテンアメリカタワーもありますので短時間で主要観光スポットを回れちゃいます!
国立人類学博物館
アステカ帝国やマヤ文明のすべてが集約された博物館こそが国立人類学博物館です。こちらもメキシコを代表するワールドクラスの博物館なんです。有名なアステカ・カレンダーやチャック・モール像をはじめメキシコ全土から多くの遺跡が集められたこの博物館では、メキシコの、いや、人類の歴史を肌で感じることが出来るでしょう。12もの展示室があり、すべてをじっくり見て回るには半日あっても絶対に足りないので、代表的なティオティワカン(第4展示室)、アステカ(第6展示室)、マヤ(第9展示室)は先に見ておきましょう。
チャプルテペック城
スペインの植民地だった18世紀にスペイン総督の別荘として建てられたのがチャプルテペック城です。メキシコが独立した後、陸軍の訓練学校、大統領公邸になったりと様々な用途で使用された歴史を持ち、現在城内の一部は「国立歴史博物館」として絵画や装飾品を見ることが出来ます。城の中は、絵に描いたような大豪邸で、当時の贅沢な暮らしぶりがうかがえます。またお城が小高い丘の上に立っていますので、豊かな自然に囲まれたお城から奥に見えるメキシコシティの高層ビル群は何とも穏やかな風景です。
ティオティワカン
メキシコと言えば古代遺跡を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。シティから半日あれば行ける古代遺跡がティオティワカンです。今から3,000年以上も前に繁栄した宗教都市で、南北5キロにわたって伸びる「死者の大通り」沿いに、有名な「太陽のピラミッド」や「月のピラミッド」などの巨大な遺跡が並びます。入口ゲートをくぐると目の前に広がる巨大な遺跡の数々は圧巻です!しかもメキシコシティからの交通費、入場料合わせても1000円程度と超リーズナブルなのも魅力的です。足元は大きな石が多いので、サンダルや高いヒールで行くととんでもない思いをします。必ず運動靴で行きましょう。
ソチミルコ
16世紀頃まで水上都市だったアステカ帝国の街並みを色濃く残すのがソチミルコです。別名「メキシコのベネチア」とも呼ばれ、世界遺産にも登録されているとても美しい地域です。トラヒネラと呼ばれるカラフルな遊覧船に乗って水の都をまわるツアーが大人気で、「インスタ映え」は確実です!奥地まで進むと「イスラ・デ・ムニェカ(人形の島)」という、無数の不気味な人形がある島もあります…。ここはメキシコシティの空港から車で1時間ほど離れておりますので、丸1日は余裕をもっていくことをお勧めします。
最後に
いかがでしたか?メキシコシティを観光の目的地に入れたくなるくらい魅力が詰まっていたのではないでしょうか?今回ご紹介したメキシコシティの観光スポットはほんの一部で、もっと沢山の魅力と見どころがあるんです。しかし、他の観光都市と比べて治安が良くない場所もございます。観光の際は常に身の回りの貴重品などに注意して、安心安全な旅にしてくださいね。また、メキシコにお住いの方は日本からご家族やお友達が来られる際にこの記事の中から、行きたいところを選んでもらってもいいかもしれません♪