9月に発生した地震は、メキシコ国内に甚大な被害を与えました。それを受け、メキシコ国立災害予防センター(通称Cenapred)とメキシコ国立自治大学(通称UNAM)の専門家が連邦政府のデジタル版「地震ハザードマップ」を更新しました。
専門家は今回の更新の目的を
「危険性の高い地域の識別」
「社会的・経済的に孤立した地域の脆弱性の査定」
「かつては湖に覆われていた都市部に住むリスクと対策法の提案」の3つであるとしています。
このマップでは、メキシコ全土の危険度をAからDの4つのレベルに分けて地域区分されています。
チワワ州やサンルイスポトシ州等を含むAに区分された地域は、過去数10年で目立った地震活動の記録がありません。
続くB、Cに区分された地域は、頻繁ではないが地震活動が起きている地域です。
グアナファト州やソノラ州、ケレタロ州等を含む地域の他、メキシコシティもこの地域に含まれています。
ただし、メキシコシティはその地形から、同じBと区分されたその他の地域に比べて脆弱性は高いとされています。
そして、チアパス州やオアハカ州などを含むDは歴史的にかなりの地震が記録されている地域であります。
今回新たに更新された「地震ハザードマップ」を参考に、皆様も一度ご自身の防災を考えてみましょう。
詳しく下記の「地震ハザードマップ」のサイト(スペイン語)をご覧下さい。
参考記事はこちら防災マップのサイトはこちら