メキシコシティからバスで2時間南下した場所に今回ご紹介するプエブラがあります。プエブラの歴史地区は世界遺産にも登録されており、その街並みが観光客を魅了しています。今回はそんなメキシコの文化がぎゅっと詰まったプエブラの魅力をお届けします!
魅力その1. 教会好きには溜まらない
プエブラの街を歩いていてまず目を引くのが、教会の多さです。なんとプエブラには365の教会が存在し、市街地にはヨーロッパのバロック様式と先住民の美的感覚が融合した美しい教会が数多く存在します。
そして、トリップアドバイザーでプエブラ市内の人気観光地第1位に選ばれているのが、この「サント・ドミンゴ教会」です。この教会の礼拝堂は、壁と天井が一面金色に装飾されており、他に類を見ない内装です。17世紀の末に建てられたこの教会には聖母マリアの像が置かれていました。スペインによって統治されていた当時は金が採掘された時代もあり、その時代の贅を尽くし建てられたのがこの教会です。300年も前のものがこうして美しく保存されているのも驚きです。その他にも、カラフルな教会や可愛らしいタイルで装飾された教会が街並みを彩っています。
魅力その2. 北米で1番初めにできた図書館がある
ビブリオテカ・パラフォシアナ(Biblioteca Palafoxiana)は、ユネスコの”世界記憶遺産”にも指定されており、アメリカ大陸で初めてできた図書館とされています。15世紀から20世紀にかけての書物が保存されており、なんとその蔵書数は45,000冊以上!プエブラにいた司教さんが、1646年に自分の持っていた5,000本もの蔵書を寄贈したのが始まりで、学者だけでなく一般の人々も広く本にアクセスできて勉強ができるようにと始められたのが起源です。
営業時間:火曜日~日曜日 10:00-17:00
入場料:40ペソ(2018年7月現在)
魅力その3. 修道院が美術館になっていた
もともと修道院であった場所が、現在では博物館になっている人気観光地があります。このプエブラ民俗芸術博物館(Museo de Arte Popular Poblano)は、もとは17世紀末に建てられた修道院でした。当日の生活の様子を再現した展示物を見ることができます。実は、このキッチンでぷえぶらの名物「モレ・ポブラノ」が発明されたと言われています。展示を見ていると、当時の人々の生活が目に浮かんできました。
修道院だったため大きな宗教画が大量に残っており、スペインによる宗教を用いての侵略の背景が見え隠れしていました。
入場料45ペソ
魅力その4. 可愛いお土産がたくさんある
プエブラのお土産の代表格「タラベラ焼き」はカラフルで可愛い!民芸博物館の周りにもタラベラ焼きのお店がずらーっと並んでおり、色とりどりのお皿やマグカップに何度も目を奪われました。町を歩いていても、建物の壁にタラベラ焼きのタイルが用いられていたり、家の表札にタラベラ焼きで作ったものが飾られていたりと、女の子が夢中になること間違いなしです。
魅力その5. ソカロの周辺が賑やか
ソカロは街の中心地です。メキシコではどこの街に行っても、大体ソカロに行けばツーリストインフォがあり、名物が食べられるレストランが集まっていたりと、地元の人の憩いの場にもなっています。私がプエブラを訪れた日にはイベントが開催されていて、ピエロの格好をした大道芸人たちがショーを行っていました。その周りにも沢山の住民たちが集まり、子供たちがじっとピエロを見つめていて、そんな光景が楽しめるソカロでした。
メキシコシティからのアクセス方法
メキシコシティにある大きなバスターミナルからプエブラ行きのバスが1日に何本も出ているので、アクセスはとっても簡単でした。ADO, AU, Estrella Rojaなどのバス会社が運航しており、片道160ペソほどで購入できます。メキシコシティの主要なバスターミナルTAPO, Central del Norteからは頻繁にバスが運行しています。プエブラまでの所要時間は約2時間です。私の場合は、AUの当日券をTAPOで購入して180ペソでした。到着はプエブラのCAPU(Central de Autobuses de Puebla)ステーションで、ダウンタウンまではローカルバスでアクセスでき、タクシーもたくさん停まっています。
https://www.clickbus.com.mx/es/早めの予約で少し安くチケットが手に入ることがあります。上記のサイトをご参照ください。
まとめ
プエブラの魅力は伝わりましたでしょうか?
プエブラのすぐ隣には、プエブロ・マヒコにも登録されているチョルーラがあったり、石の町で有名なテカリという場所があったり、まだまだ語り切れないほど魅力の詰まったプエブラでした!
チョルーラの記事はこちら