世界最大幅のピラミッドがあるチョルーラとは??
チョルーラ市はメキシコの首都メキシコシティから、バスで約2時間の場所に位置するプエブラ州にある都市です。
チョルーラ市はメソアメリカ時代に現在のメキシコシティであるテノチティトランの次に栄えている街でしたが、スペイン人に侵略され、カトリック教を布教されたことより多様な文化を持った都市となりました。
チョルーラには世界最大幅のピラミッドが存在します。
当ピラミッドはメキシコでも最大のピラミッドで、世界遺産にも登録されているティオティワカン遺跡の“太陽のピラミッド”をも凌ぐと言われています。
このピラミッドの正式名称は「Tlachihualtepetl(トラチウアルペトル)」で、現地のナワトル語で「手作りの丘」という意味があります。
また、当ピラミッドは先住民が作ったものでしたが、スペイン人による侵略の際に先住民たちのシンボルでもあったピラミッドを半壊させ、残ったピラミッドの上にカトリック教の布教と侵略の証としてカトリックの教会を建設しました。
その為、チョルーラ市ではピラミッドの上に教会が建っている非常に珍しい光景を目にすることができます。
またピラミッドを登った先にはプエブラ州とチョルーラの街を見渡せる絶景スポットがあり、壮大で美しい景色を楽しめます♪
平日と土曜は60ペソで、日曜日はなんと無料でピラミッドの中に入ることもできるので、ぜひ中に入ってピラミッドの中を探検してみてください♪
メキシコ料理の発祥の地であるプエブラの絶品料理をご紹介!!
約10000年の歴史を誇る世界三大料理のメキシコ料理は2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
そのメキシコ料理を生んだのが、プエブラの修道女たちと言われています。
古代から伝わるカカオ、チレ、マイス(トウモロコシ)等の食材を使い、ヨーロッパ伝来のスパイスや、乳製品などを合わせて、まったく新しい料理の数々を作り出しました。
そんなプエブラの絶品料理をご紹介します。
モレポブラーノ(Mole poblano)
最も有名なのがモレポブラーノ(Mole poblano)です。このモレというのは主にソースのことで、そのソースを使っている料理のこともモレと呼ばれます。
このソースの特徴はなんといってもソースにチョコレートが使われていることです!チョコレートの他に、唐辛子、トマト、アーモンド、胡麻、玉ねぎなど非常に多くの調味料が使われていることも大きな特徴の1つです。
モローテ(Molote)
モローテもプエブラ料理のひとつで、この料理は鶏肉やジャガイモ、チーズといった具材をトウモロコシと小麦のマサで包んで揚げた料理です。
この料理はスペインからきていますが、公式なレシピなどはなく各家庭のオリジナルの作り方があるそうです。モローテにはサルサベルデやクリームをかけて食べるのが一般的で、ものすごく美味しいのに値段も安いということで地元のひとから愛されています♪
チレエンノガーダ(Chile en nogada)
チレエンノガーダはプエブラ料理の代表とも呼べるもので、7月から9月までしか食べることのできない期間限定料理です。
大きな唐辛子の中に豚肉と牛肉、バナナやリンゴ、洋ナシなどを炒めて詰めて、上にナッツのクリームをかけた料理で、この料理はメキシコの国旗をイメージして作られており、上のパセリが緑、クリームが白、ザクロが赤を表しています。
甘いけど辛いという不思議で珍しいこの料理はここでしか食べることができないので、プエブラに来た際はこれを食べるのがおすすめです!
メキシコシティからチョルーラまでの行き方!
チョルーラはプエブラの中心地からタクシーで約20分のところにあります。
メキシコシティからは多くのバスターミナルからプエブラ行きのバスが出ています。
夜にプエブラに行くのであれば、治安の面から考えると空港からのバスに乗るのが1番おすすめです。
〈主なバスターミナル〉
Terminal Aeropuerto México DF 【空港ターミナル】 → Terminal 4 Poniente Puebla 【クアトロ ポニエンテ】
Terminal TAPO México DF 【タポターミナル】→ Terminal CAPU Puebla 【カプターミナル】
Terminal Sur Taxqueña México DF 【タスケーニャターミナル】 → Terminal CAPU Puebla 【カプターミナル】
値段は片道156-300ペソ程、時間は約2時間でプエブラバスターミナルに着いて
ターミナルからはタクシーで20分ほどでチョルーラに行けるのでぜひ休日に訪れてみてください♪
メキシコシティ発プエブラ行きバスの詳細