坂本シェフインタビュー！
割烹の本国、日本からはるばるメキシコにやってきた坂本シェフ。「何のために？」「なぜわざわざメキシコ？」など、その経緯について気になる方はたくさんいらっしゃると思います。そこで、amiga記者が坂本シェフにインタビュー形式で根掘り葉掘りお伺いしてきました！まずはそのインタビュー内容についてご紹介します！
ー経歴について教えてください！
高校を卒業後、大阪にある辻調理師専門学校に入学しました。その後、大阪の料理屋にて修行を積み、2軒で働いた後、父の店(さか本)で8年間修業を積みました。父の店は去年父が定年を迎えたこともあり、お店を畳むことにしました。
その後、父の店で以前修業されて独立された方のお店で少しお世話になり、現在はGoenで働いています。
ーなぜメキシコ、そして日本食レストランGOENを選んだのですか？
以前から海外には挑戦してみたいと考えていました。以前から交流のあったDelica Mitsu（メキシコのグアナファトにあるお惣菜を中心とした日本食レストラン）のオーナー、青柳さんにGOENを紹介して頂いたことがきっかけでお世話になることになりました。青柳さんがいなければ僕はメキシコにいなかったですね。
ーメキシコでは日本料理はまだあまり馴染みのない料理ですが、メキシコ人が経営する寿司屋などはよく目にします。その中で、日本人が日本料理を提供することの強みはなんだと思いますか？
確かに、街を歩いていても寿司の人気はすごいですよね。でもその中で日本人が日本料理を提供することで、皆さんに「本場の味を提供してくれる」という安心感を与えることができると思います。
ーGOENが果たしている、または果たすべき役割はなんだと思いますか？
日本食レストランGOENは、メキシコの人々が日本料理に興味を持つきっかけを作っていると思います。寿司の人気は確かにすごいですが、それ以外の日本料理は知らないという方が多いのが現実です。GOENは日本人シェフはもちろん、日本で修行経験のあるメキシコ人シェフがいるので本格的な日本料理が提供できます。時間がかかると思いますが、本場の味を提供し続け、日本とメキシコの距離を縮めていければなと思います。
ー今回の期間限定スペシャルコースではどのようなお料理を考案中ですか？
まずメキシコ人のお客様に喜んで頂きたいという気持ちを大前提として持っています。僕が習ったことだけを表現してもあまり受け入れられないと思います。なので、メキシコ人のお客様が喜んで下さるようなメニュー：僕がやりたいメニュー＝6:4になるイメージで考案しました。メキシコ人のお客様の好みを把握できてきたので、それを割烹に絡めていければと思います。また、日本人のお客様にも日本で提供する割烹料理とはまた一味違った、メキシコに来た僕だからこそ作れる料理を楽しんでいただきたいですね。
ーずばり、坂本シェフにとって日本料理、割烹とは？
人生を楽しむ上で人と人を繋ぐものだと思います。実際にGOENでも、まだ僕はあまりスペイン語が上手く話せないのですが、料理を通して彼らと交流することができます。僕が日本料理について指導したり、逆にメキシコの文化について教えてもらったり。日本料理は世界遺産に登録されたりと追い風を受けている状況にあるので、これからはもっと世界と日本を繋げてくれるようになると考えています。
気になるコース料理情報！
＜日程＞
3月26日（木）1部制 / 20:00~
27日（金）2部制 / 15:00~ 20:00~
【要予約】 3月24日（火）まで
4月16日（木）1部制 / 20:00~
17日（金）2部制 / 15:00~ 20:00~
【要予約】 4月14日（火）まで
＜コースメニュー＞
つきだし：インゲン豆の胡麻和
お造り：4種盛り
煮物：蓮根饅頭
焼き物：ぶりの照り焼き
酢の物：うなぎときゅうりの酢の物
揚げ物：ビーフカツ
お米：火薬ご飯 または そうめん
デザート: 水ようかん
＜値段＞
800ペソ（ドリンク代は含みません）
※メニュー、値段は変更される可能性があります
＜予約方法＞
・GOENホームページから→ https://goenrestaurantejapones.wordpress.com/
・お電話から→ 477 688 6436
・Instagramから→@comidajaponesa_goen
まとめ
いかがでしたか？今回のインタビューから、坂本シェフの料理に対する特別な思いやメキシコでの熱い使命感に触れることができました。そんな坂本シェフがこだわり尽くした割烹の本格コース料理が食べられるのはたった４日間！予約必須で提供できる数には限りがありますので、是非皆様お急ぎください！
GOENホームページ
https://goenrestaurantejapones.wordpress.com/
