2016/04/15

メキシコでの居住選びはこれが決め手!都市・地域別の居住環境まとめ

居住選びは、メキシコ暮らしを始めるための最優先課題です。安全・快適に暮らすためのチェックポイントを確認しよう。

エリア別!これさえ押さえれば安心の居住情報〜メキシコシティー編〜

メキシコシティーの人口・住居戸数は年々増加傾向にあります。16の行政区に分割されて、さらにColonia(コロニア)、Barrio(バリオ)に細分化されています。通りの名前は、大統領の名前のエリア、州の名前のエリアなどテーマ別で命名されており、番地は通りの左側、右側で、偶数と奇数番号に分かれた、わかりやすい区画整理がされています。

 Polanco(ポランコ)、Del Valle(デル・バジェ)、Coyoacan(コヨアカン)、Santa Fe(サンタフェ)地区などは治安が良く、日本食レストランや日本食材店、日系人医師の診察が受けられる病院などがあるため、日本人にオススメです。

 日本メキシコ学院など、駐在員子弟が通う学校の多くはスクールバスを運行しています。自分で送迎できない場合は事前にルートを問い合わせましょう。各学校とも安全上の理由から、バスのルートや運行時間を公開しておらず、入学希望者のみに窓口でルート閲覧か電話での問い合わせを受け付けています。時間・場所によっては、渋滞もあり、片道1時間以上かかる場合があるので、体が弱い、車酔いしやすい場合は、乗車時間も考慮する必要があります。

・Del Valle(デル・バジェ)

 División del NorteとAv.Universidadに囲まれた地域です。賃貸アパートが多く、家賃もピンキリ。日本食材店、日本料理店もあり、日本メキシコ学院日本コースへの通学バスの便が良いです。

・Lomas de Chapultepec(ロマス・デ・チャプルテペック)

 チャプルテペック公園の西側に位置する、高級住宅街。庭付き戸建てが多いです。高層型マンションが、Palmas通り沿いにあります。日本メキシコ学院日本コースへの通学バスはルート外ですが、アメリカンスクール、グリーンゲイツ・スクールはバスルート内。

・Pedregal(ペドレガル)

 メキシコシティー南部に位置する高級住宅街です。買い物には車がないと不便です。一戸建てが多いですが、最近はアパートも増えています。この地域に日本メキシコ学院があります。

・Polanco(ポランコ)

 ブティックが立ち並ぶマサリク通りや、ショッピングモールがある高級住宅街です。日本人駐在員も多く住み、買い物も徒歩で済ませられて便利。日本メキシコ学院、グリーンゲイツ・スクール、アメリカンスクールのバスルート内です。

・Condesa(コンデサ)

 チャプルテペック公園の西側で、外国人が多く住み、レストラン等が多い高級地域。オフィス街のレフォルマ通りや、韓国料理店が多いZona Rosa(ソナロサ)に行くには便利な地域ですが、スクールバスの便はあまり良くありません。

・Cuautemoc(クワウテモク)

 近くにレフォルマ通りがあり、賑やかなエリアです。アパートは古い建物が多いです。スーパーマーケット等は少なく、買い物にはやや不便。日本大使館があり、日本食レストランやオフィスも多数あるので、単身者には便利です。

・Coyoacan(コヨアカン)

 メキシコシティー南部に位置し、デル・バジェ地区に隣接する地域です。コロニアル様式の趣のある建物が多く、一軒家が多いです。スクールバスの便はあまり良くありません。


日本人地域の南部、生活に便利な北部。双方の行き来もしやすい。〜アグアスカリエンテス編〜


アパートより一戸建ての物件が多いです。日本人地域のある南住宅では特に、通りに面した一戸建て住宅に暮らす場合が多く、安全対策として警備会社(Ledu社 Tel.910-9950〜53. ADT:01-800-5526-238)と契約してアラームシステムを採用します。

 北地域には、24時間警備員のいるコンドミニアムもあります。プール、ジム、テニスコート付きや、バスタブのある家、広い庭のある家なども選べます。Costco、Walmartや、デパート、映画館などが入ったショッピングモールがあり、買い物もしやすいです。北地域から南地域までは約10〜15km。車で20〜30分の範囲内です。日本人学校への通学は、既存のルート内であれば、スクールバスがコンドミニアム内の各住居前まで来てくれます。ルート外に住み、通学バスを利用したい場合には、通学安全委員会にて承認を得る必要があります。北地域の場合、一番遠い家庭でも学校まで1時間程度です。


メキシコシティーからバスで1時間。プール・バスタブ付きのコンドミニアムも夢じゃない!〜ケレタロ編〜


 スクールバスルート内の、カンパナリオ、フリカ、フリキージャ地区のPrivada(プリバダ)(外部者立ち入り制限区)と呼ばれる警備員付きの一戸建て住宅に、多くの邦人が暮らしています。

 フリキージャ地区や市の南部の新興住宅地にできたコンドミニアムに住むこともできます。物件は家賃に応じて、プール付き、浴室にバスタブ付き、ジム付きなどがあります。


治安の悪化が気になるが、アパートの警備は強固で安心。車社会のため2台持ちがベター。〜モンテレイ〜

 モンテレイは近年治安が急激に悪化しているため、治安の観点から住宅を選ぶことが最優先です。アパートはどこでも常駐警備員がおり、設備も防犯対策が為されていることから、心配はあまりありません。一戸建ては数件まとめて高い壁・有刺鉄線で囲い、防犯対策が施されている場合もあります。 家族帯同者は一戸建て、単身者はアパートに住む場合が多いです。

 日本人の多くは、富裕層が多く治安も比較的コントロールされているモンテレイ近郊のサンペドロ地区に住んでいます。その中でも、Valle Oriente(バジェ・オリエンテ)、Del Valle(デル・バジェ)地区の一戸建て・マンションは日本人に人気です。大型のショッピングセンターもあり、日常の買い物にも便利です。モンテレイは公共交通機関に乏しく、企業別の安全基準によっては防犯対策で、流しのタクシーの利用を禁止しているところもあります。なので移動は自家用車がメインで、日本人家庭は一家で2台の車を持つことも多いです。


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著者情報

紹介文: メキシコへ1年間の留学で、メキシコに染まりすぎた日本人。現在、最後の学生生活を日本で満喫中。¡¡VIVA MÉXICO y VIVA LA VIDA!!

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