ハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏によるセクシャルハラスメントや性的暴行の疑いが明らかになった後、多くの女優やモデルが被害を受けたと告白した。その後、職場の上司や友人からセクハラや性的暴行を受けて苦しんだ過去を持つ女性、中には男性も、ソーシャルネットワーク上で「♯MeToo(私も)」と声を上げ始め、セクハラ問題の深刻さを訴えた。
アイスランドの歌手ビョークもその動きを支援するため、過去のセクハラ被害をフェイスブック上で自ら告白した。ある映画撮影の際、デンマーク人の映画監督が、ビョークが拒んでいるのにもかかわらず長い時間体を触ったり、撫でたりしてきたという。ビョークは監督の名前を公表していないが、2000年に公開されたビョーク主演の映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク(Dancer in the Dark)』の監督が、デンマーク人のラース・フォン・トリアー氏である。
ビョークの告白を皮切りに、メキシコなどのラテンアメリカ諸国やスペインでも、ソーシャルネットワーク上でMeTooのスペイン語にあたる「♯YoTambién(ジョ・タンビエン)」が雪だるま式に拡散された。職場、学校、道路、家庭内における、性的嫌がらせや虐待に対して非難した。
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