2018年2月9日(金)~25日(日)まで韓国・平昌で開催された第23回オリンピック冬季競技大会に、メキシコからアルペンスキー、クロスカントリースキー、フリースタイルスキーの3種目に男女計4人の選手が出場しました。
メキシコの冬季五輪参加は今大会で9回目。2010年のカナダ・バンクーバーオリンピックから3大会連続の参加となりました。冬季五輪において、メキシコ選手団は過去に一度もメダルを獲得したことがありません。今大会でも、同国初となる冬季五輪メダルの獲得は叶いませんでした。
一方、2月15日(木)に行われたクロスカントリースキーの男子15キロフリーに、43歳という年齢の高さで冬季五輪に初出場したヘルマン・マドラソ(German Madrazo)選手が話題となりました。
マドラソ選手の結果は59分35秒4。同種目で1位となったスイスのダリオ・コロニャ選手の33分43秒9から遅れること約26分のゴールとなり、116位の最下位でした。しかし、マドラソ選手はメキシコの国旗を誇らしげに振りながら笑顔でゴール。実は、マドラソ選手は昨年までスキーを経験したことがなかったといいます。
マドラソ選手がゴールすると、先にゴールしていた、上半身裸姿で同大会開会式の旗手を務めたことが大きな話題となったトンガのピタ・タウファトファ選手(同114位)や、モロッコのサミル・アジマニ選手(同111位)が駆け寄り、マドラソ選手を肩車。互いの健闘をたたえ合う姿を見た他の選手や観客らが、大きな声援と拍手を送りました。
動画はスペイン語ですが、競技終了後の感動シーンはこちらからどうぞ!
レース後は家族や知人から引っ張りだこ!
ヘルマン・マドラソ選手はレースが終了した後、応援してくれた家族や知り合いとの時間を満喫したそうです。Facebookやインスタグラムの写真にはたくさんの人に囲まれたヘルマン・マドラソ選手がうつり、彼の人気ぶりが伺えます♪
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