2017年9月7日に発生したマグニチュード8.2と、同月19日に発生したマグニチュード7.1の2度の地震の影響で、メキシコ合衆国の首都メキシコシティ内のホテル稼働率が、過去8年で最も低い水準となっています。メキシコシティは、国内で最も高額なホテルサービスを提供する観光地であるため、この低水準は業界に大きな打撃を与えています。
観光省(Secretaría de Turismo)によると、メキシコシティの9月の稼働率平均は3万650部屋でしたが、震災の影響でこの数値は、10.4%減の約2万7000部屋まで低下しています。
メキシコ中部メヒコ州にあるアナワク大学の観光・料理学部学部長のフランシスコ・マドリード氏は、今後1ヶ月から2ヶ月にかけて、ホテルの稼働率は正常値に戻ると予想しています。地震やハリケーンなどの自然災害は予測できないものであるため、観光客はそこまで敏感になっていないという見方を示しています。
今後メキシコ経済にどのような影響を与えるか気になります。
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