皆さまこんにちは。
メキシコに旅行する際や移住する際にどんなものを持っていくべきか迷いますよね。メキシコに住んで1年、私が実際にメキシコに持ってきてよかったもの・不要だったものをご紹介します。
1、スキンケア・ヘアケア
化粧水:これは必需品です!メキシコはとにかく乾燥しています。特に11月〜4月の乾季はハンドクリームやリップクリームが手放せません。乾季には湿度が20%以下になることもあるんです。
(参考までに、日本は場所にもよりますが年間の平均湿度は70%で、乾燥していると言われる東京の冬でも50%を少し下回る程度です。)
そんな乾燥したメキシコですが、驚くべきことに化粧水を使う習慣がありません。メキシコでは油性のメイク落としの後に、保湿クリームを塗るのが一般的です。クリニークなどの化粧品ブランドの化粧水を購入することはできますが、置いているお店は大きなデパートに限られていて少ないです。
シャンプー:メキシコは日本と異なり硬水です。硬水は軟水に比べミネラルが多く含まれているために、石鹸成分が溶けにくく、洗ったあとの髪がゴワゴワしてしまいます。日本の軟水向けのシャンプーを持っていくと、硬水とは相性が合わず残った石鹸カスで逆に頭皮や髪の毛を痛めてしまう可能性があります。メキシコのシャンプーは硬水用なので、日本のものを使うより水質にはあったものになっています。ですがシャンプー自体が日本人の髪質に合わないこともあるので、日本からシャンプーを持参する場合には硬水対応シャンプーを購入して持参しましょう!アミノ酸系シャンプーは硬水に対しても泡立ちが良く、頭皮に優しく髪の毛にも潤いを与えてくれますよ♪
リンスやコンディショナーに関しては、現地のものを使っても違いはそんなに感じません。
2、防寒着・防寒グッズ
常夏の国のように思われがちなメキシコですが、標高の高いところでは朝夕はとても冷え込むんです。零下になることも…!そのような地域でも暖房設備がないところが多く、真冬でも昼は20度近くになる地域も多いので寒暖差が激しいです。脱ぎ着ができる薄手のダウンジャケットやマフラーなどはとても重宝しますよ。ホッカイロはメキシコでは売っていないので、メキシコ人にあげたりするととても喜んでもらえます♪また、お家では湯たんぽも大活躍です。
3、お金・携帯
現金・カード:メキシコに現金を持っていく場合、USドルが換金しやすくておすすめです。クレジットカードは大きなお店やレストランでは使えますが、ICチップがないカードはほぼ使えません。
スマートフォン:スマートフォンはこちらでも購入できますが、iphoneなどは日本で購入した方が安いです。また、メキシコで購入する場合には日本語に対応していない機種もあるので注意が必要です。SIMカードフリーのスマートフォンであれば、メキシコの電話会社のSIMカードを購入して通話やネットの使用が可能です。
4、キッチン用品
圧力鍋:メキシコの多くの地域は標高が高く沸点が低いので、ご飯などが美味しく炊けにくいんです。そんなときに圧力鍋があると重宝しますよ♪
激落ちくん:台所用マジック消しゴムの激落ちくんのような商品はメキシコでは売っていません。メキシコの陶磁器はとても可愛いのですが、茶渋がつきやすい素材なので、激落ちくんのようなお皿やコップについた汚れを落とせるものがあるととても助かります。
菜箸:お箸や菜箸はあると便利です。お箸は売っているところもありますが、高価な上に品揃えが少ないため日本でお気に入りのお箸を買って持ってくることをおすすめします。
5、スペイン語学習関連
日本で唯一公認されているスペイン語の検定試験であるDELEのための参考書や西和辞書など、スペイン語を学習する専門的な書籍をメキシコで入手するのは困難です。amazonを使ってアメリカから購入することはできますが、送料と日数がかなりかかってしまいますので、日本で買って持ってきた方がいいでしょう。
6、スニーカー
メキシコでは職場でもジーンズでの出勤の方が多く、ラフな格好で過ごすことが多くなります。また、乾燥していてすぐに砂ぼこりが舞うので、革靴で外を歩くてと1時間で埃まみれになってしまいます。メキシコではスニーカーでの生活が中心になると思うので日本でお気に入りなものを見つけて持ってくることをおすすめします!
7、食品関連
お茶:日常的に飲むものとして、メキシコには「アグア」と呼ばれる果汁と水を混ぜたものがあります。とても美味しいのですが、夏はやはり麦茶や冷たい緑茶が飲みたくなります!日本食品店などで購入可能ですが、価格が高くなってしまいますし、茶葉は日持ちがする上に軽いので日本から持ってきた方がいいでしょう。水と混ぜるだけの粉末状のものも重宝しますよ。また、寒くなると暖かい飲み物が恋しくなりますよね。メキシコにはとうもろこしとチョコレートを混ぜた「アトレ」という暖かい飲み物やコーヒーはありますが、やはり日本茶でほっと一息つきたくなります。
調味料:メキシコでも日本人が多く住んでいるメキシコシティやバヒオ地区などには日本食材店がありますが、日本からの輸入なのでかなり高額で売られています。醤油などは普通のスーパーでも手に入りますが、だしの素やごま油は日本から持参すると料理をする際に助かります。また、メキシコ人へ日本料理を振る舞う場合お好み焼きが人気なので、ソースや青のり、鰹節があると日本と変わらないものを作れますよね。鰹節が踊る様子にメキシコ人は大喜びするんですよ♪
8、生活用品
耳かき:想像できると思いますが、メキシコには竹製の耳かきは売っていません。金属製のものがほとんどです。綿棒は売っていますよ。
タオル:メキシコのタオルはサイズが日本のものと異なります。ハンドタオルが30cm角、フェイスタオルは約45×87cmです。お風呂上がりに髪の毛に巻いたりする際、使い慣れた日本のフェイスサイズ(33×80cm)が数枚あると便利です。
歯ブラシ:メキシコの歯ブラシはとても大きいので、細かいところが磨きにくいです。さらに歯ブラシの品揃えも日本ほどはありません。何本か買って持ってくることをおすすめします。
ムヒ:メキシコでは蚊がいる期間がとても長く、虫除けやムヒは必需品です!意外かもしれませんが蚊取り線香は売っているのでご心配なく♪
折りたたみ傘:メキシコでも売っているのですが、大きくて重く、あまり質がよくありません。さらにデザインも日本のように多様ではありません。
マスク:乾季にはかなり埃っぽいので、気になる方はマスクを持参されるといいでしょう。
9、日よけ対策
紫外線量が日本の2~3倍だというメキシコでは日焼け対策なしだと皮膚や目がかなりのダメージを受けてしまいます。帽子、サングラス、日焼け止めが必須です。メキシコにもサングラスはありますが、日本ほど紫外線対策のグッズは充実していないので、気になる方は日本で色々と買ってからいらっしゃることをおすすめします。夏でも黒の長袖があると便利ですよ。
10、その他
耳栓:メキシコではいたるところで音楽がかかっています。バスでは運転手がかける音楽のほか、流しのパフォーマーが乗ってきて生演奏することもしばしば。メキシコらしくて楽しいのですが、疲れている時や眠りたい時には耳栓がおすすめです。
衛生用品:メキシコでは除菌用ウェットティッシュを持っていると便利です。基本的にメキシコではジェル状の消毒用アルコールは売っているもののウェットティッシュを売っているお店はかなり限られています。メキシコのレストランでは日本のようにお手拭きは出てこないのでお食事の際に重宝しますよ。また、公共のトイレの便器を拭くのにも便利です。
おまけ:不要だったもの
最後に必要だと思って持ってきたけれど、現地調達がたやすく、不要だったものもあります。
1、生理用品:メキシコでも種類が豊富で品質も良いと感じます。
2、変電プラグ:メキシコのコンセントの形は日本と同じなんです。日本と電圧は違いますが、近年の日本の電子機器はメキシコの電圧にも対応しているものがほとんどです。ボルトだけ確認して「海外対応」と表記してあるものを持ってくれば、変電機器なしに問題なく使用できます。
3、ブランド品などはあまり持参されない方がいいでしょう。一目で高額だとわかるものは狙われるリスクが高まります。
以上、日本からメキシコへ持ってきて役立つもの10選でした。快適なメキシコライフを送るうえでの参考にしてみてください♪