皆さん、こんにちは。夏休みに行くところはお決まりですか?
後編の今回はメキシコ の南半分16州の、夏休み旅行にオススメの観光スポットをご紹介します!
17、イダルゴ州 Hidalgo
本田圭佑選手が所属していたサッカーチーム「パチューカ(Pachuca)」が拠点を置くパチューカ市があるのがこのイダルゴ州です。自然豊かな州で、夏休みのお出かけにぴったりな観光地がいくつもあります。
特に、「トラントンゴ(Tolantongo)」には洞窟、プール、ハイキングコース、川や滝など遊べる施設がたくさん揃っています。
Tolantongo18、コリマ州 Colima
コリマ州は海に面した小さな州です。この州には太平洋に浮かぶサン・ベネディクト島という火山の島があり、その周辺でのスキューバダイビングやカヤック遊びなど、自然を満喫できるツアーの人気が高いです。
Archipiélago de Revillagigedo19、ミチョアカン州 Michoacán
メキシコは火山大国として知られていますが、実はミチョアカン州には近年誕生した火山「パリクティン火山」があります。1943年に突如として畑から噴火が始まり、その後9年間噴火し続け3,170mの隆起した火山が形成されました。
吹き上げたマグマは、その周辺のサン・ファン・パランガリクティロ村とパリクティン村の2つの村を呑み込みました。現在は馬で火山の頂上に登り、マグマに呑み込まれた教会の廃墟を見ることができます。
Paricutín20、メキシコシティ Ciudad de México
夏休みの宿題にもぴったりな場所が国立人類学博物館。メキシコだけでなくメソアメリカの文明まで網羅されている博物館です。トルテカ、オアハカ、マヤなどが文明別に展示がされていて、自由に写真を撮ることができます。
メキシコ国立人類学博物館21、メキシコ州 México
メキシコ州の州都トルーカ(Toluca)にあるコスモビトラル植物園(Jardín Botánico Cosmovitral)は、市場だった建物を改装して使用されています。とてもユニークな建物で、70枚にものぼるステンドグラスで覆われています。アフリカやアジアなど世界中から集められた植物はもちろん、世界最大級ともいわれるステンドグラスも見物です。またバラク・オバマ氏もアメリカ大統領時代に訪れたりと、非常に大きな注目を集めています。
Jardín Botánico Cosmovitral22、トラスカラ州 Tlaxcala
メキシコ国内で、メキシコシティに次いで2番目に面積の小さいトラスカラ州ですが、オルメカの遺跡があり、小さいながらに見どころの多い場所です。
メキシコ人の間では、トラスカラは治癒効果があるとされる「オコトランの聖水」という水があることで知られています。この水はその昔、病気の家族のために水を汲みに行くと、聖母が現れ癒しの水を指し示したという伝説に由来します。
またオコトラン教会はバロック建築の粋を集めた傑作と称されています。
Basilica de Ocotlán23、モレロス州 Morelos
650~900年の古典期後期の遺跡、ソチカルコを訪れてみましょう。天文観測所もある巨大な遺跡で、世界遺産にも指定されています。
Xochicalco24、プエブラ州 Puebla
プエブラには「カントナ(Cantona)」太陽の家という意味の先史時代の巨大な遺跡があります。火山の溶岩を利用して造られたこの遺跡は、19世紀まで知られていませんでした。こちらには球技場が20もあり、4,000もの道がある巨大な都市の様子を今も見ることができます。
Cantona25、ゲレーロ州 Guerrero
フストラワカ洞窟(Grutas de Juxtlahuaca )はオルメカの洞窟遺跡で、その時代の壁画が残されています。同州には同じくオルメカ時代のオシュトティトラン洞穴(Cueva de Oxtotitlán)も発見されています。
フストラワカ洞窟は非常に長い洞窟で、人骨のある「死者の回廊」を通り1km以上奥に進むと、壁画のある「儀礼の回廊」にたどり着きます。
26、オアハカ州 Oaxaca
オアハカといえば先住民の文化が色濃く残り、民芸品が有名です。サンアントニーノ村の刺繍、フィリグラーナ細工などもとても素敵ですが、特にオススメしたいのは映画「Coco(邦題:リメンバーミー)」で有名になったアレブリヘの工房です。
「アレブリヘ(Alebrijes)」とは、1930年代に張り子職人のペドロ・リナーレスが病気でうなされている時に夢でみた奇妙な生き物と「アレブリヘ」という謎の言葉がルーツとされています。そして1980年代に木彫を得意とするサポテコ族(Zapotec)がペドロの張り子人形を参考に作りだし、今日ではオアハカの木彫の民芸品全体を指す言葉となっています。現在では、メキシコシティで開かれる「巨大アレブリヘパレード」も観光の目玉のひとつとなっています。
オアハカにはいたるところにアレブリヘを扱う店がありますが、そのうちからひとつ、品揃えがよく良心的な価格のお店を紹介いたします。
La Iguana Mágica27、ベラクルス州 Veracruz
港街ベラクルスは、コーヒーの街として知られています。街には歴史のある喫茶店がいくつもあり、エスプレッソが入ったガラスコップをチンチンと鳴らすと、ウェイターが熱いミルクを高いところから注いでくれる「カフェ・レチェロ(café lechero)」という飲み物が有名です。そのエンターテイメント性も相まって、今ではベラクルス名物になっています。
Gran Cafe de la Parroquia28、タバスコ州 Tabasco
オルメカ文化の考古物と歴史を紹介する「ラ・ベンタ遺跡公園(Parque-Museo La Venta)」は、公園の緑の中に展示物があり、動物園も併設されている体験型の野外博物館です。
オルメカ文化を代表する発掘品「巨石人頭像(cabezas colosales)」の実物を見ることができます。
Parque-Museo La Venta29、チアパス州 Chiapas
チアパス州は人口のおよそ1/3がインディオで、現在もなおスペイン語を話せない住民が多い地域です。森林の中のマヤ文明の「トニナ(Toniná)」は、マヤの一級遺跡で、見逃せない観光スポットのひとつです。
Toniná30、カンペチェ州 Campeche
カンペチェ州はマヤ文明の遺跡が多く、その文化が色濃く残っている地域です。マヤのエズナ遺跡も有名ですが夏休みには、島全体がマヤ遺跡である「ハイナ島(Isla de Jaina)」を訪れてみてはいかがでしょうか。
またハイナ島のマヤの墳墓から出てきた土偶は、カンペチェ市内にある「カンペチェ考古学博物館サンミゲル要塞(Museo Arqueológico de Campeche Fuerte de San Miguel)」で見ることができます。
Museo Arqueológico de Campeche Fuerte de San Miguel31、ユカタン州 Yucatán
ユカタン州はメキシコ人の住みたい街ランキング1位に輝いたメリダがあることでも有名ですが、魔法使いのピラミッドと呼ばれているウシュマル(Uxmal)のピラミッドもあります!ウシュマルはチチェン・イッツァと並ぶマヤ文明の代表的な遺跡のひとつです。角が丸い独特なシルエット、プウク様式の彫刻装飾が特徴的で必見の遺跡です。
Uxmal32、キンタナ・ロー州 Quintana Roo
ユカタン半島の南半分、メキシコの最東端に位置するキンタナ・ロー州にはビーチや遺跡など観光名所が目白押しです。
なかでも「セノーテ(Cenote)」と呼ばれる恐竜時代に隕石が衝突し出来たと言われている陥没穴に地下水が溜まった泉は、透明度が非常に高く神秘的でメキシコを代表する観光スポットと言えます。
以上、メキシコ32州から夏休みに訪れたいオススメの観光スポットをご紹介しました。
メキシコにはこのほかにも魅力的な観光地がたくさんあります。せっかくの夏休み、ぜひご家族やお友人とともにお出かけをしてみてください♪
夏休みはどこに行く?メキシコ32州のオススメ旅行スポット【前編】