2022/02/09

メキシコ渡航予定者必見!お金や公的手続きについて知っておきたいこと

メキシコへの転職や赴任が決まった方、これからメキシコへの渡航を考えている方にとって、公的手続きやお金に関する準備は、重要な要素の一つです。住民票を転出すると、国民年金、国民健康保険、住民税はどうなるのでしょうか?今回は、渡航前にするべき手続き関係のことや渡航後ビザ取得までのお金や銀行口座の準備についてまとめました。

住民票について

海外に1年以上赴任、居住する際には、日本の住民票を抜くことが可能です。

手続きは簡単です。

『海外転出届』を住民票がある役所に直接もしくは郵送で提出します。

原則渡航日の14日前から当日までの間に、本人・世帯主・同一世帯の方のうち、いずれかの方が役所に出向いて提出を行います。

海外転出届を出すと、現住所の住民票は「除票」となります。市町村によってはルールが異なる為、お住まいの地域の役所へご確認ください。

住民票を抜く際には主に下記の3点に注意が必要になります。

海外滞在期間や給与を考慮し転出するかどうかを考えましょう。

1. 国民年金

◆ 住民票を転出するメリット

・支払う必要がなくなる

・任意に変わるだけなので、加入は続けられる。

◆ 住民票を転出する際のデメリット

・支払わなければ受給額が少なくなる。

日本に住民票がある20歳以上60歳未満のすべての人に加入する義務がある「国民年金」。

住民票を抜くと、国民年金の支払いが義務から任意に変わります。

つまり、住民票を抜けば年金を支払う必要がなくなります。

転出している間の支払いをしない場合は、その期間の分だけ最終的に受給できる額も減少します。

しかし、加入は続けられるので、そのまま払い続けることも可能です。

2. 国民健康保険

◆ 住民票を転出するメリット

・海外に滞在している間の国民健康保険料を支払う必要がない。

◆ 住民票を転出するデメリット

・国民健康保険に加入できなくなるので、日本に一時帰国の際などに怪我や病気にかかった場合、医療費が自費負担。

日本に住民票があるすべての人が加入することができる「国民健康保険」。

住民票を転出すると、保険料を支払う必要がなくなりますが、年金と違って、任意で加入することができなくなります。

一時帰国の際など日本にいる時に怪我や病気にかかった場合、保険が効かないので医療費が高額になります。

また、住民票を残したままにしておく場合は、必要な書類を準備し手続きをする必要がありますが、国民健康保険は、海外での治療にも適用することができます。但し、適用範囲や自己負担額は市町村により異なるので、確認が必要です。

3. 住民税

◆ 住民票を転出するメリット

・住民税を払う必要がなくなる。

◆住民票を転出する際の注意点

・日本にいた時の所得額で課税されるので、海外移住後の住民税の支払いについては注意が必要です。

前年度の収入に基づいて、毎年1月1日に住民票がある市区町村から課税される税金が「住民税」です。

つまり、1月1日時点での住所が日本以外の場所の場合は、課税対象とはなりません。

反対に1月1日以降に海外転出届を提出した場合、海外にいながら前年分の住民税を支払わなければなりません。

参考リンク
出典 https://www.city.chuo.lg.jp/kurasi/toroku/zyusyonoido/kokugaitensyutu.html

ビザ取得までの間にお金に困らないために

メキシコへの渡航後、在留許可書を取得するまでは銀行口座の開設ができません。

また観光ビザで渡航し、渡航後にビザを取得する場合は、ビザの取得までに時間がかかることもあるので、その間に必要な費用を確保する方法を考えておく必要があります。

ただし、メキシコへの現金の持ち込みは10,000USドルまでと決められています。

そのためしばらくの間の生活費の支払いに使える、クレジットカードを日本から用意していくか、海外送金サービスを利用するという方法もあります。

現地での生活では、現金しか使えないシチュエーションも多くあるので、日本のクレジットカード等のキャッシング機能を使うのも一つの方法です。

まとめ

安心して出国できるように住民票、年金、保険といった公的手続きや、銀行口座の開設、クレジットカードなどは、早めに準備しておくことをお勧めします。

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