2016/04/15

メキシコでの居住選びはこれが決め手!都市・地域別の居住環境まとめ

居住選びは、メキシコ暮らしを始めるための最優先課題です。安全・快適に暮らすためのチェックポイントを確認しよう。

地域によって居住環境は全く異なる!物件探しはツテを辿るのが最も安心。

 所得格差の大きいメキシコでは、超高級住宅地もあれば、低所得者が暮らす治安の悪い地域もあり、エリアによって居住環境が大きく変わります。各都市の地域の傾向をよく知り、安全対策を考えながら住まいを探しましょう。

 借家やアパートを探す方法は、前任者の紹介や、日本人、知り合いのメキシコ人からの口コミが一般的ですし、確実で安全です。メキシコシティーには日系の不動産業者もあります。そのほか、地元の不動産会社や、気に入った地区のSe RentaやEn Renta(賃貸の意)の掲示に連絡を取れば、その地区の物件を見られます。 

 住む地域が決まったら、一戸建てかマンションかを決めます。広い家がよければ一戸建てですが、防犯や生活面での手間を考えると、スペイン語が不自由なうちはアパートが便利。事前に、警備員は信頼できるか、断水・停電が頻発していないか、治安に問題のない地域か、スーパーや商店街が徒歩圏内かなど、よく調べておきましょう。

 ちなみに在メキシコ日本大使館は「一戸建てよりアパート3階以上で、24時間警備が望ましい。住居の一辺が道路に面し、かつ袋小路でないこと。不安な箇所については家主に改善を求める必要がある。」と勧告しています。

譲れない点・妥協点をリストアップしよう。お子様のいる家庭は、通学バスのルートをチェック

 家族構成、勤務先が定める住居の安全審査基準などで、物件探しの優先順位も変わってきます。どうしても譲れない点、妥協できる点を挙げてリストアップし、何軒か比較した上で決めましょう。 例えば、学齢期の子供を持つ家庭は、家が通学バスのルート内にあるかということは大切ですよね。それぞれの地域の特徴を、十分に情報収集して家探しをしましょう。


 短期滞在の日本人が借りるアパートは、一般的には家具付きで、契約は平均2年更新となっています。平均的な法人の家賃相場も、立地・広さ・設備・築年数などによって大きく変わります。メキシコシティーでは、家族帯同の駐在家庭の場合、おおよそ25,000〜45,000ペソくらい、アグアスカリエンテスでは、8,000から15,000ペソくらい(2011年12月)です。

人気の家具付きアパートの物件を見るときは、カーテンと家具が新しいかをチェック。

 2年以上住む場合でも、ほとんどの法人は、家具付きのアパートで入居しています。家具付き物件は、家主によって家具や家電品(冷蔵庫・洗濯機など)インテリア等が異なります。契約書にあるものを使用するのか、引き取ってもらうかは事前の話し合いで決めます。

 ここにも一点重要な見極めポイントがあります。それは家具とカーテンです。メキシコでは住居を貸し出す時これらを新調するのが基本なので、使用済みの古いものであれば、家主と交渉の上交換してもらうこともできます。また、アパートの専用駐車場と別に、来客用駐車場スペースがあるかも確認しておくと良いでしょう。

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著者情報

紹介文: メキシコへ1年間の留学で、メキシコに染まりすぎた日本人。現在、最後の学生生活を日本で満喫中。¡¡VIVA MÉXICO y VIVA LA VIDA!!

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