【球戯場】
マヤの遺跡には、ゴムボールを使って行われる球技のための球戯場が必ずと言っていいほど設置されていますが、チチェン・イツァの球戯場は、他のものとは比べ物にならないほど大きくて立派です。
バスケットボールのように、ゴムボールを投げ入れるゴールが両端についており、マヤの人たちは王や神官たちの前で、死闘を繰り広げたといいます。そして負けたチームのリーダーが生贄としてささげられたといわれています。(現地のガイドが、勝ったチームのリーダーが生贄になるという話をすることがありますがそれは史実とは違うそうです)
この球戯場には、身分の高い人が観戦したと思われるVIP席のようなものが見受けられます。また、この球戯場にはソナーのような仕掛けがあり、両端に座ったVIP達は叫ばなくても会話ができたといわれています。
【千本柱の神殿】
ククルカン神殿のすぐ隣にある神殿です。千本柱があるわけではありませんが、たくさんの柱が立ち並んでいることで有名な建築物です。戦士の神殿とも言われます。今はもう、神殿の上には登れなくなってしまって、見ることが出来ませんが、神殿の中央には「チャクモール」がいます。チャクモールというのは、お腹を出して寝ているかわいい顔の男の子。。。という雰囲気なんですが、実際には、人身供儀が行われた後、そのお腹の上に生贄から取り出した心臓をのせていた・・・・という、いわくつきの石像なのです。
【天文台:カラコル】
ククルカン神殿などを見終わった後、お土産物屋が立ち並ぶ通りを南の方に歩いていくと天文台が現れます。現在作られている天文台とほとんど変わらないようなドーム型の屋根。
西暦700年とか800年という時代にこれを作り上げたということは、相当な天文学の知識があったと推測されます。