『ひまわり』とは
CARLOS KASUGA
SHOSHIN MURAKAMI
KUNIO KANO
等の協力によって創設された日系高齢者のコミュニティです。
2011年9月6日から、今まで約5年間、月の第一火曜日と第三木曜日の2回、日墨会館で行われています。
内容としては、駐在員の奥様や若い日系人の方がボランティアとして集まり、日系高齢者の方々が定期的に集まれる場所を提供しています。
その空間では、皆で会話し手芸や書道・生け花・マッサージや食事まで受けることができます。
様々な方がわきあいあいとし、まるで家族の様に過ごしていました。
『ひまわり』は恩返しの場
ボランティアの方にご自身のお話しを伺いました。
「ボランティアは口コミで広がっていきました。
今では1回で約30人程集まり、そんな中で、母子で来られる方、子供を連れてくる方もいます。
子供を連れてくるとお年寄りの方たちも、子どもと遊んでくれたり、一緒になってご飯を食べたりお世話もしてくれ、子どもも親戚のおばあちゃんの家に来たように、リラックスして遊んでくれます。」
また、何故ボランティアに参加したのかを聞くと、、、
「今私たちがこうしてメキシコで暮らせるのは、はるか昔に日本人がメキシコに渡ってきて、そこから今までメキシコで暮らしてきた日系人の方々のお陰です。
だから、私たちはボランティアとして恩返しをしています。また、『ひまわり』として恩返しの場所がこうして今ある事を嬉しく思います。」
とお話し頂きました。
ボランティアの方々はお年寄りとの接し方や、緊急時の対応なども学んでいるそうです。
ここは家族が集まる場所
お年寄りの方のお話しをお聞きしました。
お年寄りの方々は普段、家で一人で暮らしている方が多いそうです。
子どもが一人立ちした方、一緒に暮らしていた相方が亡くなった方。
様々な境遇の方が月に2回遊びに来ます。
「皆で歌を歌ったり、ご飯を食べたり、誕生日を祝ったり、偶には旅行に行ったりもします。
『ひまわり』に月2回来ることで、皆とまたお喋りして体調を確認し合って、まるで家族みたいに接しています。
家では寂しいけど、ここに来ると楽しい時間を過ごせる。
この様な会を作ってくれて本当に良かったです。」
と、笑顔で語られました。
筆者の所感
今回の取材で、訪れた『ひまわり』の会場では、皆が皆笑顔で過ごしていました。
メキシコという狭い日系人社会において、この様な場が今後10年20年と続いて欲しく思います。
今回取材のきっかけとなったのは、私自身の
“この様な空間を求めている方々は未だ多くいるであろう”という思いからでした。
この活動をAmigaを使ってより多くの方々に知って頂き、今後とも様々な方々が参加し、皆で協力し合える環境がより長く続いていくことを願います。
また、今回の取材にご協力頂いた関係各所の皆様、有難う御座いました。
『ひまわり』詳細
会場:日墨会館
日時:第一火曜日、第三木曜日(11:00~16:00)
内容:
・出席者の健康チェック
・食事
・体操
・踊り、歌、茶道、手芸、書道
・マッサージ、散髪等
・誕生日のお祝い
『ひまわり』に関してのお問合せはこちらまで
責任者:Patricia Murakami
電話番号:+52) 55 5960 3090
メールアドレス:pmmurakami@prodigy.net.mx