『天空が生まれる場所』シアンカアン生物圏保護区とは？

“シアン・カアン生物保護区”とは、ユカタン半島の東側のカリブ海沿いに位置する巨大な自然保護区です。

全体の面積は5280 km²で、これは千葉県一つ分の大きさに匹敵します。

そのぐらい広大な土地が保護区に指定されているのです。

シアン・カアンは1987年にユネスコの世界遺産に登録されています。

その理由は、サンゴ礁と熱帯雨林に囲まれた沼地が隣接しており、海水と真水が混ざり合うことによって、多様な植物、鳥、動物、魚、海洋生物を育んている為です。

真水の沼地には淡水魚や様々な動物たちが、海水と真水が混ざり合う場所にはマナティやワニが、そしてサンゴ礁にはたくさんの熱帯魚やエビ、カニ、サメなどが生息しています。

また、保護区内には沼地以外にも、セノーテやマヤ遺跡が含まれており、包括的な世界遺産と言えます。

まずは、ビデオをご覧になってみてください。シアン・カアンの水の美しさをご理解いただけると思います。

シアン・カアン（Sian Ka'an）とは、マヤ語で「天空が生まれる場所」を意味します。

風がそれほど強くないとき、水面はまるで鏡のようになり、空と雲がくっきりと水面に映し出されるのです。その様子みたマヤの人たちは、まるで天空が生まれてくるようだと感じたのでしょう。

実際にその光景を目にすると、あの水平線から天空が生まれているに違いない・・・と思ってしまいます。とてもロマンチックで壮大な光景です。

シアン・カアンの見どころ

シアン・カアンの見どころは、その広大な景色、たくさんの野鳥たちや動物たち、そして海洋生物です。中でもアメリカン・マナティが見られるのは大変貴重です。

またマヤの人たちが使っていた水路をめぐるのも楽しい体験です。

以下の写真は、ツアーのボートで細い水路を通っているところです。透明な水の中を覗き込むと、たくさんの魚が見えます。

ツアーによっては、流れのある水路の中をぷかぷかと浮きながら、流されていく体験ができます。まるで流れるプールに入っているかのようで、とてもゆったりと楽しめます。

→【次のページ】シアン・カアン絶景ツアーへ行こう！！

この記事を見た人はこんな記事も見ています。