2016/11/22

深刻化するメキシコシティの大気汚染!しっかり対策を!

日々進化するメキシコシティですが、山々に囲まれた盆地地形な為大気汚染が深刻化しています。しっかりと傾向を読み取り対策を練りましょう。

メキシコシティ

メキシコの首都メキシコシティ。

人口は2016年には約2000万人に上り、日々進化を続けています。

安価な人件費並びに、アメリカと南米を繋ぐ中心の国として、日系企業の進出数もますます増加しつつあります。

そんな中、現在問題視されているのが大気汚染。

2016年の3月には14年ぶりに大気汚染警報が発令されるなど、発展すると共に深刻化しつつある問題です。

問題の原因は主に自動車の排気ガス。

中流階級以上の大半が車で移動する為、平日の昼間であっても渋滞が避けられない状態です。

実際にどれくらいの大気汚染なのか。

こちらがWorld Air Qualityが示すメキシコシティのリアルタイム大気質指標(AQI)です。

出典 - http://aqicn.org/city/mexico/mexico/xalostoc/jp/

この数値が表す100以下はリスクが低く、100〜200が気をつけるレベル、または健康に害を及ぼすレベル、300以上は危険レベルとなっています。

出典 - http://aqicn.org/map/mexicocity/jp/

PM2.5とは

図を見る限り、「PM2.5」が比較的高いことが分かります。

そこで、「PM2.5」とは何か解説します。

微小粒子状物質(PM2.5)とは、粒径2.5μm(2.5mmの千分の1)以下の粒子状物質です。マイクロ(μ)は100万分の1の単位。2.5マイクロメートル(μm)は髪の毛の太さの1/30程度、花粉より小さい大きさとなります。またPM2.5は、単一の化学物質ではなく、炭素、硝酸塩、硫酸塩、金属を主な成分とする様々な物質の混合物となっています。

PM 2.5などの粒子状物質の発生源としては、ボイラー等のばい煙を発生する施設、自動車、船舶等の移動発生源、塗装や印刷等のVOCを発生させるものなど、多種多様な人為起源があります。また、自然起源としては、火山や黄砂の他に、植物から蒸発するVOCなどもあります。

※VOCとは、揮発性有機化合物の略称であり、揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物トルエン、キシレン、酢酸エチルなど多種多様な物質を含む。

何故身体に悪いのか

PM2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられます。特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、また、お年寄りや子どもなどは影響を受けやすいと考えられています。更には長期的には肺がんをも引き起こす可能性が指摘されています。

公害対策

現在メキシコ政府が行っている公害対策をご紹介します。

1、公害を出す工場のメキシコシティ外への移転

2、ノーカーデイ

3、自転車利用促進運動

1つずつご紹介していきます。

『公害を出す工場のメキシコシティ外への移転』

現在進出数が増加している自動車系日系企業は主にバヒオ地区を中心として工場を建設している。

メキシコシティに当対策が打たれた為、バヒオ地区も日系企業の進出数がメキシコシティに並びますます増加している。

『ノーカーデイ』

「0」「1」「2」と自動車がランク付けされ、そのランクの車は1週間内その数値の日数を運転することを禁止されている。

また、ランク付けは新車であればあるほど値は減る様に設定されている。

このノーカーデイの影響で、比較的貧しい者でもなるべく新車に買い換えようという傾向が見られており、その影響はメキシコの第2産業である自動車産業をますますバックアップしている。

『自転車促進運動』

メキシコシティで日曜になるとレフォルマの大通りは交通規制がかかり、歩行者天国ならぬ自転車天国が実施される。

この運動は、比較的人気がある様で日曜になると数多くのメキシコ人が自転車を漕いでいる姿が見られる。

しかし、平日に自転車で通勤する姿はあまり見かけられない為、今後日本の様に自転車を日常で使用する可能性は比較的低いであろうと考える。

予防・対策

『長期間の運動や外出を控える』

外に長くいればいるほど、PM2.5を吸い続けてしまいます。また、激しい運動などは時間帯も考慮しながらするようにするのが得策でしょう。

『外出・換気を控える』

World Air Qualityのリアルタイム大気質指標などをチェックして、拡散量の多い日は外出や窓の開閉をなるべく控え、家の中に取り込む量を少なくするようにしましょう。

『高性能マスク(超微粒子の侵入を防げるマスク)を着用する』

目に見えない超微粒子レベルのPM2.5は、普通のマスクでは防ぐことが出来ません。そのため、鼻やあご、頬等にフィットするような高性能マスクがいいでしょう。マスクのほかに、サングラスやスカーフも多少効果的です。

『空気清浄機』

日本でもお使いの方はいらっしゃるとは思いますが、空気清浄機のご利用をお勧めします。また、これから購入を検討している方は、PM対策用対応機種かどうかをチェックしましょう。

『洗濯物は室内で干す』

室内干しを快く感じない人は多いと思いますが、室外で干してPM2.5を室内に取り込むよりも、室内干しをした方がいいでしょう。またメキシコは、雨季以外は日本ほど湿気が多くないので、部屋干しをしてもカラッと乾きます。

『うがい、手洗い』

外出から帰宅した際は念入りにうがい、手洗いを心がけましょう。少しでも、体内に取り込んでしまう可能性のあるPM2.5の量を減らすことが目的です。

参考記事

リアルタイム大気質指標(AQI)PM2.5情報
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