交通の要所 サン・クリストバル・デ・ラス・カサス
こちらの周辺は、メキシコシティとグアナファトをつなぐ交通の要所となっています。 そして、可愛い民芸品の宝庫としても有名です♪ その周辺には、マヤ文明の伝統を引く先住民族(インディヘナ)の方々の村が存在しています。 本日はサン・クリストバル・デ・ラス・カサスとその周辺の村をご紹介します。
写真が嫌い…?先住民の村サンファン・チャムラ
サンファン・チャムラはサン・クリストバル・デ・ラス・カサスの北に位置しており、バスターミナルから、コレクティーボと呼ばれる乗り合いバスでのアクセスが可能です。所要時間は約15分、15ペソ(約80円)ほどで利用できます。 先住民の方々は写真を撮られることに抵抗感を持つ人が多いようです。 知らない人に写真を撮られることへの単純な嫌悪感・不信感の他にも、写真を撮られることで「魂を抜かれてしまう」と考えている人もいるのだとか… なので、訪れた時に写真を撮る際には許可をとるなど十分に注意してください。
サン・フアン・バンティスタ教会
サン・ファン・バウティスタ教会 MAPサンファン・チャムラで「内部写真撮影厳禁」として知られている教会がこちらの「サン・フアン・バンティスタ教会」。 マヤやアステカから続く先住民の宗教に、スペイン統治下のカトリックが融合して出来上がった独特の宗教です。 「写真撮影禁止」「先住民とカトリックの融合宗教」なんて聞くと怪しげでエキゾチックな雰囲気ですよね(笑) 内部の様子は後程お伝えします♪ 入館するには、コレクティーボを降りてすぐの案内観光所でチケットを購入する必要があります。 価格は25ペソ(約130円)です。 そこには、
WARNING(警告)<br>It is forbidden to take photos inside of the church it is also forbidden to take photos during any rituals as well as from officials wearing ritual costumes.<br>(教会内部の撮影を禁止します。また、任意の儀式の間だけでなく、儀式の衣装を身に着けている職員の写真を撮ることも禁止します)<br>Those tourist who do not respect these rules well be punished.<br>(これらのルールを尊重しない観光客は罰せられます)<br>
と、記述されています。
外観は緑色のアーチにペイントの施された可愛らしいエントランスになっています。 その奥にはいったい何が待ち受けているのでしょうか…
いざ中へ…‼ (写真撮影禁止なので描写でお楽しみください)
教会内部は一般的な物と違い、椅子が一つもない広い空間になっています。 電灯はないのですが、壁が白く大きな窓があるため、外からの光がしっかりと入って来るつくりになってます。 そして壁に沿うテーブルと正面の祭壇に無数のローソクで明るく保たれています。 室内には。コパルと呼ばれるマヤ時代から神聖な式典などで使われてきた松やにのお香が焚かれており、その香りが広がっています。 そして何体もの像が立ち並び、正面の祭壇にも右(メノール) 真ん中(この教会の名前であるバウティスタ) 左(十字架にかけられたキリスト)の像が並んでいます。 そして、祈りをささげる人々は床に座り込んだり、ひざまずいています。 その周りには生贄用の死んだ鳥や、課炭酸飲料のボトルがいくつか… 炭酸飲料は聖水のような役割で、ゲップをすることにより体の悪いものを出してくれると言われているそうです。 実は「不気味さ」とはまた違う、先住民の人々の為の宗教に祈りをささげる神聖な場所となっています。 先住民の文化に深く触れてみたいと思う方はぜひ訪れてみては。
そして、日曜になると村の中心に大きな市が開催されます。 日曜に行くとより活気のある村の様子が見られるチャンスです♪ また、周辺に立ち並ぶお土産屋さんはサン・クリストバル・デ・ラス・カサスよりも値段が少し安いのでショッピングもおすすめです♪
協力頂いたブロガーさん
ブログ名:『The used key is always bright』
ブロガー : mayumi
2016年5月4日、マダガスカルから世界一周の一人旅をスタート。 旅・ブログ運営の記事、日々の生活について書いています。 現在15か国目メキシコに滞在中。 メキシコの文化や観光地についても紹介しています。