世界三大料理の一つにも数えられ、2010年にはユネスコ世界無形文化遺産にも登録された“メキシコ料理”。
そんな世界的な美食家達の舌をも唸らせたメキシコ料理には、タコスやポソレ等の主食料理だけでなく、デザート料理にも美味しさが十二分に詰まっています。
そこで、今回はメキシコ料理のデザート4選をご紹介します!
普通のデザートには飽き飽きしていたと思っている方が居ましたら、各デザートの最後にはレシピもご紹介している為、是非ご家庭で挑戦してみてください♪
ブニュエロ(Buñuelo)
ブニュエロは北西アフリカに住むモーロ人が作ったのが始まりと言われています。
現在において世界中の国々で食べられているブニュエロは、一般的にはドーナツの様な形のものが多く見られますが、メキシコでは薄く伸ばされ、手軽に食べれるお菓子として人気を博しています。
まるでパイ生地のようなサクッとした生地に、シナモンの香りと程よい甘さが口いっぱいに広がり、ハマってしまうこと間違いなしのお菓子です。
メキシコの市場等で売られているブニュエロは30センチ程の大きさで、一見量が多くて「食べきれないのでは?」と思いがちですが薄くてパリパリしているので、ペロッと食べきれてしまいます♪
メキシコでは、主にクリスマスの日に食べられますが、路上でも売っているので是非1口食べてみては如何ですか?
ブニュエロのレシピフラン(Flan)
フランとはスペイン語でプリンを意味します。
メキシコ人はプリンを非常に好み、大多数のレストランのメニューにはプリンが用意されています。
プリンの起源はローマ帝国時代フランス人によってスペインに伝わり、その後アメリカ大陸まで広がりました。
プリンはメキシコ発祥の料理ではないですが、長い間メキシコの食文化を支え、今ではプリン無しではメキシコの食を語ることはできない程、メキシコ人の間で浸透しています。
メキシコのプリンは「す」が多いのが特徴ですが、味は甘くてとても美味しく、食後のデザートにはぴったりの一品です♪
メキシコ風プリンのレシピアロス・コン・レチェ(Arroz con leche)
アロス・コン・レチェはイスラム教徒からスペインに伝わった、お米と牛乳を使った冷たいスイーツでラテンアメリカや、スペイン、ポルトガルなどの国で愛されている料理です。
わかりやすく表現すると、牛乳で作った甘いお粥です!
それだけ聞くとあまり美味しそうだとは思われないかもしれませんが、昔から食べられている料理だけあって時代に洗練された美味しさは間違いありません♪
夏には冷蔵庫で冷やし、冬はホットで食べる等、季節によって違った美味しさを楽しめます!
アロス・コン・レチェのレシピナティージャ(Natilla)
ナティージャはスペインで生まれた料理で、スペイン人たちによりメキシコに伝わりました。
とろりとしたクリームの様ななめらかな食感が特徴で、卵の黄身、牛乳、砂糖、シナモンなどを混ぜたデザートです。
ナティージャは種類がとても豊富でアレンジしやすく、家でも簡単に作れるので、料理初心者の方にもおススメできます♪
チョコレートナティージャや、ココナッツのナティージャ、キャラメルナティージャなど、
色んな味を試して自分のお気に入りナティージャを見つけてみてください!
ナティージャのレシピ