各民族の伝統を一度に見れる祭典「アトリスカジョトル」とは?
アトリスカジョトル(Atlixcáyotl)はプエブラ州アトリスコ市サンミゲルの丘で、毎年9月の最後の週の日曜日に行われる伝統的な祭典です。
「アトリスカジョトル」は現地のナワトル語で“アトリスコの大祭典”を意味します。
この祭典が最初に行われたのは1965年で、1996年にプエブラの文化遺産として認められました。
この祭典にはプエブラの11の地域から選抜された各民族の代表団が集まり、現在まで各民族が存続していることを祝い、伝統の音楽やダンスを披露します。
この祭典では色鮮やかな花が多く使われ、その光景の鮮やかさには目を見張るものがあります。
メソアメリカ時代から続く伝統舞踊
様々な伝統舞踊の中で、最も人気があるのが25mの高さから行われるワチナンゴ民族のダンサ・デ・ロス・ボラドーレスです。
これは25mもあるポールの上からロープを結んだ4人の人がぶら下がりながら地面まで下りるといったダンスで、起源は古代メソアメリカまで遡ります。
実はこの伝統舞踊、かの有名な日本のTV番組「世界の果てまでイッテQ」の人気芸人である宮川大輔さんが挑戦した過去もあり、この光景を見た日本人の方は少なくないのではないのでしょうか?
また、過去この伝統舞踊は深刻な干ばつがあったときに、早く雨が降る様に神へ懇願するために行われていたそうです。
また、現在では伝統音楽やダンスだけではなく花の展示会、油絵、工芸品、バンドの演奏、花や動物のコンテストなど、様々な芸術作品を見ることが出来ます。
興味を持った方はぜひこの紹介ビデオを見てみてください!
写真ではなく、映像でしか分からないこの「アトリスカジョトル」の良さが伝われば嬉しいです♪
アトリスコへのアクセス
・開催日:9月の最後の週の日曜日
・開催地:アトリスコ
・アクセス:
メキシコシティからプエブラのカプターミナルまで行き、
そこからORO、ERCO、LAMSAのバスがアトリスコまで一日15分おきに出ているので乗り換えてください。
Terminal TAPO México DF 【タポターミナル】→ Terminal CAPU Puebla 【カプターミナル】
Terminal Sur Taxqueña México DF 【タスケーニャターミナル】 → Terminal CAPU Puebla 【カプターミナル】
メキシコシティからカプまでは片道156-300ペソ程。
所要時間:約2時間程
メキシコシティ初プエブラ行きのバスターミナル詳細