2017/02/10

昆虫食が世界を救う!?勇気を出して食べたいメキシコの昆虫3選

※閲覧注意:虫が苦手な方は読むのをお控えください。 現在、世界には10億人もの人々が飢餓で苦しんでいます。そこで国際連合食糧農業機関が飢餓を救う為に発表した対策の一つが、なんと「昆虫食」です。メキシコではスペインに植民地化される前から様々な昆虫を食べて栄養を補ってきた文化があります。 そこで今回は国連からも注目されているメキシコの「昆虫食」を紹介します!

高級食材エスカモレス(Escamoles)

エスカモレスは蟻の卵、幼虫のことで、メソアメリカ時代から人々の食生活を支えてきた食べ物です。

メキシコがスペイン人に植民地支配される前からその高い栄養価と、美味しさ、滑らかな食感から、多くの人から愛されてきました。

この蟻は主にリュウゼツランやサボテンの根の何メートルも下に巣を作っており、毎年3月から4月の間に収穫されます。中でもエスカモレスの成虫は非常に攻撃的で収穫が難しい為、現在では高級食材として販売されています。

これらの理由から現在、巷では“メキシコのキャビア”と呼ばれています。

また、エスカモレスはタンパク質が約40~60%ととても豊富で、その他にもビタミン、ミネラルが多く含まれています。

このタンパク質の量は牛肉(17~21.5%)や鶏肉(20.2%)の2~3倍の数値です。

最も一般的な調理法は、バターとアリタソウ(芳香性食用植物)で炒める方法です。

その他にも卵と炒めたり、炒めて味付けしたものをトルティージャと一緒に食べる等、様々な方法で調理され食べられています。

栄養価も高く滑らかな食感でとても美味しいエスカモレスを是非食べてみて下さい♪

出典 - https://www.laroussecocina.mx/diccionario/definicion/escamoles

栄養満点!グサノ・デ・マゲイ(Gusano de maguey)

グサノ・デ・マゲイとは、蝶の芋虫のことで、主にリュウゼツラン系植物の葉の間に生息しています。

メキシコでは油で揚げたものが多く食べられており、トルティージャと一緒に食べるのが一般的です。

エスカモレスと同様に栄養価が高く、タンパク質が30~80%、ビタミン、ミネラルも多く含んでいます。その為、タンパク質のある食材が上陸する前に、足りていなかったタンパク質を補う食材として重宝されてきました。

現在でもメキシコ伝統の食文化として世界中に浸透しています。

出典 - http://sic.gob.mx/ficha.php?table=gastronomia&table_id=94

また、最近では芋虫入りのメスカルも販売されています。

20世紀の半ばにアンドレス・パニアグアとハコボ・ロサノが発明してから現在まで、様々な会社が当商品を作っており特に観光客を中心に人気を博しています!

出典 - http://p-ahumada.tumblr.com/post/25136453957/mezcal-de-m%C3%A9xico-para-el-mundo

メキシコ人が大好き!チャプリネス(chapulines)

チャプリネスとはスペイン語でコオロギのことで、約3000年以上前からメキシコ人の食を支えてきました。チャプリネスは特にオアハカで多く食べられており、オアハカに行くと市場や道でチャプリネスを売っている人の姿を目にすることが出来ます!

チャプリネスに含まれている栄養素はタンパク質のみで、一切脂肪分が入っていない為非常に健康に良い食べ物です。

また、エスカモレスやグサノ・デ・マゲイとは違い非常に安価で購入できるので機会があれば食べてみて下さい♪

サクッとしていておつまみにぴったりですよ!

メキシコ伝統の昆虫食、いかがでしたか?

日本ではあまり馴染みのない昆虫をメキシコで食べてみるのも、きっと良い経験になること間違いなしです!

興味を持った方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

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