アートな町、サンルイスポトシ
近年、日系企業が注目する町、サンルイスポトシには興味深い博物館、美術館が数多くあります。今回はそうしたMuseoについて取り上げます。
①博物館に迷宮?科学?宇宙や微生物までも!謎に包まれた迷宮博物館とは!
ここ、サンルイスポトシにはユニークな博物館があります。その名も、迷宮博物館!
タンガマンガ公園に位置するこの博物館は、その名の通り、博物館内にサボテンで囲われた迷宮があります。とは言いつつも、迷宮だけではありません。この博物館は科学博物館でもあります。宇宙や微生物の展示や体験コーナー、3Dコーナーや時期によっては特設コーナーも設置されます。
お子様連れの方でも、大人の方でも科学に親しみやすい博物館になっております。館内には常駐するスタッフの方々が丁寧にそれぞれのコーナーについて解説してくださいます。
詳細はこちらから②現代彫刻・テクノロジーを活かしたアートはこちら!フェデリコシルバ博物館
セントロに位置するこの博物館は彫刻家、フェデリコシルバの作品を展示する博物館です。
博物館自体の作りも凝っており、静粛な雰囲気の中に現れる彫刻作品の存在感は非常に大きなものがあります。テクノロジーを活用したシミュレータも現代風の博物館として興味深いものです。
館内にはセルフィー(自撮り)スポットなども用意されており、学生や若い世代にもアートに親しんでもらう為の工夫がなされています。
それぞれの作品が映えるように設計、証明が工夫されており、来館者を満足させる作りとなっています。
フェデリコシルバ博物館について③庭も内装も美しい!建築を楽しむには!フランシスコ・コシーオ美術館
エル・ドラドショッピングセンターとプラサ・タンガマンガのちょうど中間に位置する、セントロからやや離れたところにあるこの美術館。知らないとその存在にすら気がつくことのない穴場の美術館です。しかしながら訪れる価値は存分にあります。その美しい庭からも想像できるように、内装も非常に綺麗で何時間でも過ごしていたくなる空間です。かつて邸宅として設計されたこともあり、リッチな気分を味わうことも出来ます。
展示作品は絵画を始め、時計や彫刻など、多岐に渡ります。私が訪れた際には、サンルイスポトシの町近郊で発掘された、古代の遺物の展示とあわせて、メキシコ古代文明の紹介がなされていました。
2階に展示されていたレンズの作品から外を眺めてみました。
この美術館について④メキシコ最大の仮面数!メキシコ文化に根付いた仮面を知るにはここ!仮面博物館
プラサ・デル・カルメンに位置するこの博物館では1000を超える仮面や、仮面をつけた踊りで使用される衣装などが展示されています。
国内最大の展示数ということで、かなりの観光客の人が訪れていました。
大迫力の大きな仮面から、日本の能で使用されるような一般的なサイズのものまで様々なものがあります。
仮面博物館公式サイト注意事項
今回の記事ではサンルイスポトシにある美術館、博物館についてまとめました。最後に2つほど注意するべき点を挙げておきます。
①館内でカメラを使用する場合には入場料に加えてカメラ使用料がかかる場所もあります。国民性なのでしょうか、明らかに撮影許可証を携帯していないメキシコ人もカメラを使用している人が多く見かけられました。
②開館時間についてです。基本的には10時には開館しますが、ここも国民性。あまりに早く着きすぎるとまだ係員が到着しておらず、入場が出来ないということがあります。また、博物館という性質上、閉館時間も午後4時ころと、比較的早い時間となっております。
以上、旅行の際はこうした点に注意の上、アートな町に浸ってみてください!