2018/01/21

メキシコ生活に慣れていても難しい?グアダラハラの公共交通機関

メキシコにおいて主な公共交通機関はバス。ですがグアダラハラには一口にバスと言ってもさまざまな種類があります。慣れるまでは大変ですが、使いこなせると快適に移動ができるようなります!急遽、グアダラハラに行く予定が出来ても安心。便利な乗換アプリの情報もあり♪

メキシコ第二の都市グアダラハラ!

初めて訪れた場所では、交通機関のしくみがわからないことが不安要素のひとつになります。とはいってもタクシーやUberにばかり頼るのも出費が重なるので避けたいところ。今回は他の地域に比べ、やや複雑な交通機関が存在しているグアダラハラについてまとめます。どんな手段があるのか、特徴や使い分け方はもちろん、最後には便利な乗り換えアプリの紹介も行います。

基本はもちろんバス!

グアダラハラでも基本的な移動手段はバスです。しかしながらここではバスにも多くの種類があります。基本的なバスの運賃は7ペソ(2017年8月現在)。乗車する際に運転手に手渡します。高齢者割引や学生割引を利用する場合は、証明書の提示に加え「トランスバレ」と呼ばれるチケットをあらかじめ指定の場所で購入しておく必要があります。

青い色をしたバス。運賃は12ペソ。どこにでもあるわけではありませんが、この「TUR」と書かれたバスは一般的なバスよりもちょっと快適。空調がついており、座席も柔らかいのが特徴です。700番台のバスで、その後の記号によって行き先とルートが異なります。運転手によると割引は適用されないそうなので注意。

SITRENと呼ばれるこのバスは、通常のバスとは異なり、近代的な作りをしており、バス停も多くないため、通常のバスでは1時間近くかかるルートでも、SITRENを利用すれば大幅に時間短縮ができます。主要な地下鉄の駅や、ショッピングモールにバス停があることが多く、こうした場所に行く場合には素早くかつ便利に移動することができます。値段は通常のバスと同じですが、日本のバスのように機械に現金を通すか、SITEUR(Sistema de Tren Eléctrico urbano)の専用カードを使用することで乗車できます。このカードは後述する地下鉄でも使用可能で、チャージ可能となっています。

SITRENのバス停の検索はこちらから

各駅停車と急行も!Macrobus

グアダラハラを縦断するのが、このMacrobusというバス。路面電車のようなバスで、各駅停車と急行があります。有名なグアダラハラの動物園に行くにはこのMacrobusを利用すると便利ですが、急行は動物園の最寄の駅には停車しないので注意が必要です。チャージ可能な専用のカードがあり、各種割引を利用するためにはカードを作らなければなりません。駅には基本的に両替機はないため、改札を通る際に細かい現金を持ち歩いていないといけませんが、カードを作っておけば20ペソなどのお札でもチャージが可能なので突然の場合にも安心です。

※MacrobusのカードはSitrenのものとは異なります。

安心の速さ!トレン・リヘロ

グアダラハラには地下鉄が走っています。現在リニア1とリニア2が利用可能で、新しく、長距離のリニア3に建設も進んでいます。特徴はやはり速さ。交通量が多く、渋滞することが多いグアダラハラですが、トレンリヘロの場合は交通量を気にしなくて良いので急いでいるときも安心ですね。ひとつ注意が必要なのは、時間帯によって始発となる両端の駅はかなり混雑することがあります。

特に専用のカードでなく、現金で乗車する場合には改札が混み合い、なかなか乗車することが出来ないこともありますので、頻繁に利用する方はカードをあらかじめ作っておくと便利です。

リニア3について

リニア3についての補足

毎年、年内には建設が終わると言われていますが、2017年末現在の進行度はおよそ80パーセント。今までの路線と異なり、走行距離が非常に長く、完成すれば移動が楽になること間違いなし。

それでも複雑というあなたに!

秘策があります!それがMoovitというアプリ。

グアダラハラ市内のかなり詳細な場所についても複数の経路が表示され、目安の時間等も検索できるため、とても便利です。GPSがついているので、今いる場所がわからない!というときも安心です。表示される到着時間はメキシコの国民性のためかややズレますが、どのルートをどのくらいの間隔でバスが通っているのかを知るためにインストールしておくと大変に重宝します。

Moovitについて

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はグアダラハラの公共交通機関についてまとめました。現地に行って慌てないためにも今回の記事が皆様のお役に立ちますと幸いです。

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著者情報

紹介文: メキシコ在住。メキシコという国を日本の皆さんにとって、より身近な国にすることが目標。

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