
2019年に公開予定の米国映画『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ(Godzilla: King of Monsters、邦題未定)』の撮影が、歴史的な建造物が並ぶ首都メキシコシティの中心部で行われた。
『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』は日本映画『ゴジラ』シリーズのリブートで、2014年に同じく米国で公開された『GODZILLA ゴジラ(原題:Godzilla)』の続編。今作では、モスラやキングギドラも登場するという。主演は米国ドラマ『ストレンジャー・シングス』のイレブン役などで知られるミリー・ボビー・ブラウンが務める。また、前作で生物科学者の芹沢猪四郎を演じた日本人俳優の渡辺謙の続投も決定している。
今回撮影されたのは、数百人のエキストラがゴジラの攻撃から逃げるシーン。撮影時は、近隣の道路が封鎖されたという。
メキシコシティのミゲル・アンヘル・マンセラ市長は、市内が同映画の撮影地の一つに選ばれたことで、今後、約2,000の仕事の創出や地元企業の増収が見込める、素晴らしい機会となったと伝えた。
同映画のプロデューサーを務めるアレックス・ガルシア氏は、「今回の撮影により、メキシコシティは経済的な効果を得られるだけでなく、魅力のある都市として世界中から注目を浴びるだろう」と語った。加えて、メキシコシティはユニークな景色を持っているとも評価した。
ただし、ゴジラに“破壊”されるまでのメキシコシティの景色を、どれくらいの人が見てくれるかは分からない。