2018/02/05

2018年は波乱の年!?メキシコ経済における光と闇

 2018年のメキシコ経済は早くも行事が目白押しです。この記事では、今年メキシコが直面する経済や政治、社会動向に着目しました。

電子商取引の活発化

 ここまでのお話では、メキシコ経済の先行きは不安だと思われるかもしれませんが、光が差し込んでいる分野があります。それは電子商取引です。メキシコでは、この分野を活性化させようと、教育機関では積極的に技術者を育成しています。その結果、近年のメキシコ市場では電子商取引が活発に行われるようになっています。これにより国内市場が゙多様化し、それにより国内消費が活発化されるほか、メキシコ企業の海外進出の機会も増えていくことが期待されています。一方で、例えば、メキシコ国内の中小企業が電子商取引に乗りだす際には、電子バーコードの使用、商標登録や特許出願、マーケティング戦略、ロジスティクス整備、国際交渉や輸出など、電子商取引を行うために必要な特有の問題を解決しなければいけません。しかし、このような万難を乗り越えて、経験値を増やした中小企業が増加すれば、多様なビジネスの機会がこの国で生まれていき、多くの雇用を産み出すことができるでしょう。

 波乱の年、2018年。歴史的な大きな渦に確実に巻き込まれていくメキシコですが、この国の未来に期待できる、細い光が差し込んでいることも事実であり、決して悲観的なことばかりではないのです。

(提供元:mexico shimbun社 原文まま)

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