1. テキーラの種類は大きく分けて2つ
テキーラには大きく分けて2つあります。
1つは100%アガベを使った「純アガベ酒」。
もう一つは主に51%のアガベと廃糖蜜由来のお酒などを混合した「ミックス」。
日本で流通しているテキーラの多くはミックスなのですが、「純アガベ酒」の生産量が2006年にミックスを抜き、いまや世界では主流になりつつつあります。「純アガベ酒」のテキーラはラベルに必ず「100%Agave」と表示されており、ミックスのテキーラには「ミックス」の表示はありません。
2. テキーラは「メスカル」というお酒の一種
(写真:リュウゼツラン)
じつは「テキーラ」は、「メスカル」というお酒の一種です。メスカルは150種類以上もあるリュウゼツランという植物から作られています。メスカルはリュウゼツランのどれを使ってもよく、メキシコのあらゆるところで作られています。
一方、テキーラはテキーラ地方周辺のみで作られたお酒のことで、リュウゼツラン科の中でもアガベという種を主に使ったお酒です。
ちなみに、アガベの使用率が51%以下では「テキーラ」と呼べません。
3. 100%アガベのテキーラには4種類
1. ブランコ(Blanco)樽熟成をしない(または60日以内熟成した)透明なもの。アガベの香りをストレートに感じる。
2. レポサド(Reposdo)最低60日間の樽熟成をしたもの。アガベと樽香のバランスが良い。
3. アネホ(Anejo)最低1年間の樽熟成をしたもの。樽の香りが美しくゴージャス。
4. エキストラ・アネホ(Extra Anejo)最低3年間の樽熟成をしたもの。円熟の極みを感じさせる高額で特別。
4. さらに知るにはテキーラ・メスカル博物館
テキーラ・メスカル博物館(Museo del tequila y el mezcal)とは、メキシコシティにあるテキーラとメスカルと呼ばれるテキーラの総称のお酒を取り扱った博物館。ここではリュウゼツランの種類や、各お酒の製造方法、様々なブランドのボトルまで置かれています。
さて、大まかにテキーラの特徴を説明してみました。しかし、テキーラはまだまだ奥が深く、全て把握するのはかなり難しいです。そんなテキーラを趣味の1つとして楽しんでみてはいかがでしょうか?
Museo del tequila y el mezcal 詳細情報
[アクセス]
Plaza Garibaldi s/n Col. Centro, 06010 Mexico DF,
[利用時間]
博物館:日-水 11:00-22:00 / 木-土 11:00-0:00
テラス, バー:月-木 13:00-22:00 / 金-日 11:00-2:30
売店:日-水 11:00-22:00 / 木-土 11:00-2:30
[TEL]
5529-1238, 5526-6540
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