果たしてメキシコのメトロの実態は？

10分も待たないうちに電車がホームに入ってきました。いよいよ、初めてメキシコのメトロに乗車します。外観も日本の地下鉄と大きな違いはありません。これは快適なメトロ旅が期待出来そうです。

車内はというと・・・椅子が固いことを除いては日本と変わりませんね。私が乗車したのはお昼ごろだったので混雑しておらずちゃんと座ることが出来ました。ただ、クーラーが壊れているのか、そもそも付いていないのか、車内には熱がこもっていて暑かったです。駅に到着する際、まだ電車が止まっていないのにドアが開いたりするところはやはりメキシコらしさを感じました（笑）

メトロの風物詩、車内販売

メキシコシティのメトロではガム、玩具、筆記用具、CD、お土産などの売り子が入れ替わり立ち替わり入ってきては、大声で叫びながら車内でそれらを販売しています。中には座っている膝の上に勝手にお菓子を置いていって、後で戻ってきて回収する売り子もいます。よくわからずに食べてしまうともちろんお金を取られますが、大抵のものは5ペソから10ペソ程度なので、興味半分で買ってみても良いかもしれません。10歳にも満たない少年が1人で声を上げて売り子をしている姿を見ると、少し考えさせられることもありました。日本では体験できない、メキシコシティの光景のひとつと言って良いでしょう。

乗り換えも簡単で、上の写真が乗り換えの案内表示です。各路線にそれぞれの色がついているので目的の路線の色の案内に従って次のホームへ向かいます。

無事に今回の目的地であるSAN ANTONIO駅に到着しました。初めてのメトロにドキドキしながらも、大きな問題無くメトロ移動出来ました。タクシーやUBERを利用すると100ペソ近くかかってしまうところを、たったの5ペソで移動することができるのでとても経済的です。

治安についての注意

魅力溢れるメキシコシティのメトロですが、犯罪の温床となっている事も事実です。スリなどは当然のことながら、人が少ないところでは強盗なども発生しています。ですが、自分の荷物や周囲に十分注意して乗ればそれほど恐れる必要はありませんし、楽しく便利なメキシコシティライフのひとつになるでしょう。初めての乗車が不安な方はH.I.S.メキシコで「日本語ガイドとメトロで巡る　市内散策」というツアーも開催されておりますので、ご利用してみてはいかがでしょうか？