メキシコの野菜、果物といえば?
皆さんはメキシコといえばどんな野菜、果物を思い浮かべるでしょうか。日本に流通している9割以上がメキシコ産と言われるアボカドでしょうか、トルティージャの原材料としてメキシコで主食となっているトウモロコシでしょうか?
今回は意外と知られていませんが、メキシコ地域が原産とされるサツマイモ「カモーテ(camote)」について取り上げます。
これがメキシコのサツマイモ!
メキシコではサツマイモのことをカモーテ(camote)と言います。カモーテには、日本でもお馴染みの中身が黄色いカモーテ・アマリージョ(camote amarillo)と紫色のカモーテ・モラド(camote morado)の2種類あります。カモーテ・アマリージョは「黄色のサツマイモ」という意味ですが、実際はオレンジに近い色をしています。
レシピの紹介
それでは、メキシコではカモーテをどの様に食べるのでしょうか?
代表的なものとして、Camote en dulce(カモーテの甘露煮)が挙げられます。ここで、メキシコで食べられているカモーテの甘露煮のレシピをご紹介します。
(引用元:https://www.cocinadelirante.com/postre/como-preparar-dulce-de-camote-con-piloncillo)
【材料】
カモーテ・アマリージョ・・・6つ
水・・・1リットル
ピロンシージョ・・・300グラム(もしくは3つ)※
重曹・・・大さじ1杯
※ピロンシージョとは円錐形をした赤褐色の砂糖の塊で、サトウキビから作られています。メキシコの通常のスーパーなどで売られています。
【作り方】
1. 深めの鍋に水を入れて温め、ピロンシージョを加えて溶けて液体になるまで煮る。
2. カモーテの皮をむき、一口サイズにカットする。
3. シロップが泡立ちはじめたら重曹を加え、そのまま数分煮続ける。
4. カットしたカモーテを鍋に入れ、柔らかくなり色が濃くなるまでシロップの中でおよそ40分煮る。
5. できたカモーテに余ったシロップをかけて出来上がり。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回紹介したレシピ以外にもカモーテの楽しみ方はたくさんあります。例えば、細長く切りフライにしてお好みのディップソースと食べたり、薄くスライスしたものを揚げてカモーテチップスにして食べるのも一般的です。皆さんもぜひ、メキシコの秋の味覚、カモーテの楽しみ方を見つけてみてくださいね。