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日本語スピーチ大会優勝者インタビュー

10月13日にグアナファト大学で行われた第2回PUREZEN MÉXICOのカテゴリーCで優勝されたイサベルさんとギジェルモさん。プレゼンテーションではメキシコの知られざる魅力を日本語で発表されました。お二人の日本語に対する姿勢や考え、今回のPREZEN MÉXICOに参加して芽生えた想いに迫りました。

先日amigaでも告知させていただいた10月13日のPUREZEN MÉXICOでは「メキシコの観光」をテーマに3つのカテゴリーにわかれて日本語によるプレゼンテーションが行われました。その中のカテゴリーCでは「日本人の知らないメキシコ観光ツアー」がテーマとして設定され、3チームが参加しました。

カテゴリーCで優勝したのはイサベル・ミジャン・アギラルさんとギジェルモ・アレハンドロ・オロスコ・アレジャーノさんです。イサベルさんはグアダラハラの日本語学校、日墨交流文化学院で日本語を学び秘書として3年間働いた後、今年から同日本語学校の教師として働いています。ギジェルモさんはグアダラハラで働きながら、週に2回夜から日墨交流文化学院で日本語を学んでいます。

お二人は今回のプレゼンに向けてメキシコに住む日本人30人にアンケートをとったのち、その結果をふまえて日本人の知らないメキシコ観光ツアーを考えました。アンケートの結果、日本人がメキシコで見たい景色は海・村・森・山の4つだったそうです。そこでプレゼンでは、お二人の地元であり、幼少期に家族や友達と訪れたときの温かい記憶がたくさんあるハリスコ州とその隣のナヤリット州の海をまわるツアーに決めたそうです。

今回発表されたツアーにはお二人の「普段と違った思い出・地元の人とのふれあい・景色・グルメに出会ってほしい」という思いに加え、「ツアーで周る地域を人気にして経済をよくしたい」、「子供のころ食べたレストランや遊んだ海などで働く人たちの仕事がこのプロジェクトで増えたら嬉しい」というその地域への思いも込められています。

そんな2人に今回はプレゼンを行った感想や日本語学習に対する考えを聞いてきました。

日本語を学ぶ理由

Q.お二人はなぜ日本語を勉強しようと思ったのですか?

イサベルさん:私の祖父母がかつて日本に住んでいたため、祖父母の家には日本のものが多く置いてあったんですよ。それを見て育ったので、子供のころから自然と日本に興味を持っていました。その後日本の文化や漫画、アニメ、音楽などにも興味を持ち日本語を学ぼうと思ったんです。

ギジェルモさん:父が Astro Boy(鉄腕アトム)を好きだったので私も昔から日本のアニメや漫画が好きだったんです。アニメからは文化や歴史があまり学べなかったので自分で調べてました。日本語を学びたいと思っていたんですが当時メキシコには日本語学校があまりなかったんです…その後日墨交流文化学院を見つけられたので、日本語の勉強を始めることができました!

Q.日本語を勉強していて難しいと思うことはありますか?

イサベルさん・ギジェルモさん:はい。特に漢字が難しいです。日本語を学んでいくにつれて新しい漢字が次から次へと出てきて・・・難しい文章を見ると中国語じゃないかと思いま。(笑) 漢字だけでなく、文法も複雑だと感じます。例えば受身や使役、自動詞・他動詞などがを使い分けるのはとっても難しいですよ…(笑)

PUREZEN MÉXICOへの想い

Q.今回はなぜPUREZEN MÉXICOに参加しようと思ったのですか?

イサベルさん:私は去年日墨交流文化学院のスタッフとして第1回のPUREZEN MÉXICOに関わらせていただいたんです。そのときにプレゼンを行っている方が頑張っている姿に勇気をもらいました。すごいなと感動すると同時にうらやましく思って、今年のテーマが発表されたときに興味を持てたこともあり参加することを決めました。だけど一人で参加することには抵抗があったので、10年来の友達であるギジェルモさんに声をかけることにしました。

ギジェルモさん:はい。私も一人では出たくなかったんですがイサベルさんがとても努力家なことを知っていたので彼女とだったら大丈夫だと思い、声をかけてもらったときはすぐに自分も参加することを決めました。

Q.実際参加を決めたあとはどうでしたか?

イサベルさん・ギジェルモさん:プレゼンに向けての準備はとても大変でした…アンケートを取ってからツアーを組む場所を決め、写真を撮ったり地元の人に話を聞くために、それらの場所を2人で週末を使って訪れました。プレゼンでは発表できなかったところも含め多くの場所を訪れたのですごく忙しかったです…何より、プレゼンが近くなると不安な気持ちが大きくなっていって、特に発表の直前は2人ともガチガチで、マイクを握る手が震えまくりでした(笑)

Q.不安を抱えながらも最後まで成し遂げられたのは、何がモチベーションになっていたのですか?

イサベルさん:伝えたいことがあったってことが大きかったと思います。私たちが子供のころに訪れた海の記憶には5つ星ホテルも、高級なレストランもなくて、それでもそこの地域の雰囲気や地元の人たちの温かさ、美味しい海鮮料理は今でも鮮明に覚えています。メキシコの海と聞くと多くの人はカンクンやプラザ・デル・カルメンなどのリゾート地を連想すると思いますが、他にもたくさんあるメキシコの素敵な海を多くの方に知ってもらいたい!、という思いが確実に今回のプレゼンを最後まで成し遂げるモチベーションになりましたね。

ギジェルモさん:私たちは今回のプレゼンの構想を考えているうちに、このツアーを実現したいと思い始めるようになったんです。プレゼンを作って発表するだけでなく、そのあとの何かにつなげられたらいいなと思うようになりました。私はその目標が準備期間中にできたので頑張れました!

いつか日本で

Q.今後の目標があれば教えて下さい。

イサベルさん:今メキシコで日本語を勉強している多くのメキシコ人は日本で働きたいと思っていて、私もその1人ですね。私は今年から自分が日本語を教える立場になって初めてメキシコ人だからこそ教えられることもたくさんあることに気が付くことができたので、今この仕事をしていてとても充実しています。ですが日本でも同じように言語を教える仕事があればチャレンジしたいと強く思っています。

ギジェルモさん:私も日本で働きたいと思っています。私は日本語の勉強から離れていた時期があるのですが、友人に日本で働いている話を聞いてからは「日本で働く」という目標ができて、以来日本語の勉強に真剣に取り組んでいます。今は忙しいのであまりできてないのですが、1月からは日本語能力試験のための勉強を本格的に始めようと思っています。

イサベルさん・ギジェルモさん:PUREZEN MÉXICOに向けて準備をしていく中で、私たちは日本人にメキシコを紹介することはもちろん、メキシコ人にもメキシコのすばらしさを再発見してもらいたいという思いから、今回考えたツアーを実現したいと思っています。ですが、自分たちにはそれを実現するための具体的な方法がわからないことや、通訳者やバス会社、ホテルを見つけなければいけないといった様々な課題があります…協力してくださる方を探しているので興味のある方がいましたらご連絡お願いします!

最後に日本人へメッセージ

今回のプレゼンに参加してメキシコに滞在している日本人の方々に会場で私たちの発表を聞いていただき、素晴らしい経験ができたと思っています。私たちは日本の方々にもっともっとメキシコのことを日本で広めていただきたいと思い今回のプレゼンを行いました。メキシコ人の日本語学習者には日本の方々をご案内したいと思っている人がたくさんいるので私たちがその架け橋になれるよう活動していきます。ぜひ一度、魅力に溢れた私たちの母国、メキシコにお越しください。

10月13日に行われたPUREZEN MÉXICOでのお二人の発表をご覧ください。

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著者情報

紹介文: amiga編集部です。メキシコに関心のある皆さまに「安心」と「ワクワク」を届けるメディアとして、毎日メキシコ情報を発信していきます。

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