メキシコに限らず異なる文化圏を訪れる際には、その地域の文化やマナーについて知っておくに越したことはありません。当たり前だと思って取った行動がマナー違反、法律違反ということは避けたいものですよね。では、メキシコと日本の間にはどのような違いがあるのでしょうか。
レストランに食べ物や飲み物を持ち込む
メキシコの飲食店では、違う店で買った食べ物や飲み物を持ち込んでいる光景をよく目にします。初めは驚くかもしれませんが、カフェでドリンクを頼んで違うお店で買ってきたサンドイッチを食べたり、レストランでペットボトルの飲み物を飲んでいたりします。なかにはドリンクのオーダーはコップと氷だけで、持ってきてもらったコップに自分の飲み物を注いで飲む人もいます!
屋内は全面禁煙
2020年の東京オリンピックに向けて、日本でも飲食店など公共の場所の禁煙及び分煙が進んでいますが、全面禁煙の飲食店はまだそれほど一般的ではないのでは。メキシコでは屋内での喫煙は禁止されています。飲食店はもちろん、空港もホテルの客室も禁煙の場合が多いです。もしメキシコでタバコを吸いながらお酒や食事を楽しみたい、という場合はテラス席を利用しましょう!
飲食店ペット同伴OK
日本の飲食店では、盲導犬や介護犬などの補助犬を除いた動物の同伴を禁止しているお店がほとんどです。しかし、メキシコではペット同伴で入れるお店が非常に多いです。日本の感覚だと「テラス席ならOKかな」と思うかもしれませんが、メキシコでは店内の席もペットを連れて入ることが可能な場所が多いです。またメキシコでは野良犬にも寛容で、食べ物を貰おうと店内に入ってきたり、店員やお客さんに近づいてきたりする犬もたくさんいます。
街中での飲酒、酔っ払い
お酒のイメージは日本以上に強いメキシコですが、道端で飲んだり酔っ払って街中を歩くいたりすることは法律で禁止されています。たとえソフトドリンクであったとしても、ラベルの付いてないものはアルコール飲料であるという言いがかりをつけられて、警察にお金を要求されることもあります。そのため夜や宴会後には、お酒もしくはお酒だと疑われる可能性のある飲み物を手に持って外に出ることは避けましょう。
トイレットペーパーは流さない
メキシコに限らず、トイレットペーパーを水に流さないという習慣は海外あるあるのひとつとも言えるのではないでしょうか。トイレの水圧の問題から、海外では流さないことが多いようです。水に流すことに慣れている日本人からすると、使用済みのトイレットペーパーをゴミ箱にためるという行為は、汚く感じるかもしれません。しかし、水圧の弱いトイレで紙を流してしまうと、トイレが詰まる原因となるので気を付けましょう。
スーパーにカバンが持ち込めない?
メキシコのスーパーでは万引き防止のため、大きなカバンやリュックを売り場に持ち込むことができません。大きなカバンを持っている場合は、売り場に入る前にカウンターやロッカーに預ける必要があります。カバンを預けることには少し抵抗があるかもしれませんが、だからといって車の中に外から見える状態でカバンを置いて出ることはオススメしません。車上荒らしに遭う原因になります。車に置いて出る場合は、足下やトランクなどに入れるようにしましょう。またレジでは各台に店員のほかに子どもやお年寄りがついていて、袋詰めをしてくれるのでチップを渡しましょう。
以上、メキシコと日本の文化やマナーの違いをご紹介しました。メキシコでの旅行や生活の際にお役に立てばと思います。