2019/08/22

メキシコからプラスチックがなくなる?!

大気汚染、環境破壊はメキシコでしばしば取り上げられる問題ですが、環境保護を促進する条例が可決される自治体が最近増えてきました。 ケレタロ、ベラクルス、バハカリフォルニア州ではプラスチックの使用が禁止され、メキシコの環境破壊を止める第一線として活動しているのは有名な話です。(ホセ・ルイス・ロハス・アルダナ)

出典 - https://www.wwf.or.jp/activities/activity/3992.html

環境保護を促進するためにまずは2018年5月、取り組みはベラクルス州から始まりました。プラスチックとプラスチックストローの使用を減らす試みが始まり、条例として可決されたのはメキシコで初めてのことでした。

その後、バハカリフォルニア州南部全域でプラスチック製の袋の流通と販売が禁止されるなど活動は全国的に広まりつつあります。最近では、2018年8月ケレタロ州にてこの条例が制定され、コンビニやスーパーでプラスチックの袋の配布が禁止されました。そして、4000ペソ、最大で30万ペソの罰金が課せられることになります。

国際環境NGO団体、グリーンピースのメキシコ支部によると、バハカリフォルニア州、チワワ州、ソノラ州、ドゥランゴ州、タマウリパ州、ベラクルス州、サンルイスポトシ州、ハリスコ州、メキシコシティ、ヌエボレオン州がすでに条例を改正し、プラスチックストローや袋の使用の制限を規定しました。

プラスチックの使用が禁止されたのは以下の州

•ソノラ州:2018年4月25日プラスチックの袋の配布を禁じる条例が公布、12月12日に施行。

•ベラクルス州:2018年5月14日プラスチック全ての使用を禁じ、同年11月に修正案が可決された。

•チワワ州:2018年8月30日ストローの配布が禁止された。

•ドゥランゴ州:2018年9月1日、州政府はプラスチックの袋を削減する計画を宣言。

•ハリスコ州:2018年9月29日条例が可決され、2020年に施行予定。

•タマウリパ州:2018年10月4日プラスチックの袋の使用を禁じる条例が可決され、2019年1月1日施行。

•バハカリフォルニア州:2018年10月4日条例が可決され、2019年1月1日施行。

•コアウイラ州:2018年12月19日、プラスチックの使用を停止。

•トラスカラ州:2019年3月12日条約の改正。

•オアハカ州:2019年4月11日公布、後日施行。

•プエブラ州:2019年4月11日公布、4月25日施行。

•イダルゴ州:2019年3月19日公布、4月15日施行。

•ヌエボレオン州:2019年3月25日公布、2020年施行。

•タバスコ州:2019年5月2日公布、2002年施行。

•メキシコシティ:2019年5月9日公布、2020年施行。

•サンルイスポトシ:2019年2月2日、2020年施行。

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紹介文: グアナフアト州に住む日本人向けに日本語の記事を出しているメキシコ新聞です。 詳しい記事はこちら。 http://www.shimbun.mx/

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