12時間テキーラ飲み放題!豪華列車でいくテキーラツアー

リュウゼツラン、スペイン語ではアガベと言われる植物が原料のメキシコを代表する蒸留酒「メスカル」。お馴染みの「テキーラ」は実はメスカルの1種で、ハリスコ州とその周辺で造られたものを指します。今回はテキーラ村とグアダラハラを結ぶ観光列車「クエルボ・エクスプレス」に乗ってテキーラの魅力を再発見してきました。その様子をお伝えします!

はじめに

テキーラ生産の中心地「テキーラ村」と、メキシコ第二の都市グアダラハラを結ぶ観光列車「クエルボ・エクスプレス」に乗って、テキーラの魅力を再発見してきました。列車内は、ホセ・クエルボ社のテキーラが飲み放題。蒸留所の見学後に高級テキーラのテイスティングからマリアッチのショーや踊りまで楽しめる、テキーラ尽くしの列車ツアーです。テキーラの原料となるアガベの農園と、収穫したアガベが蒸留される工程を、農園所有の工場でテキーラを飲みながら見学するという、なんともメキシコらしい陽気な日帰りツアーの様子をレポートします!

人気のクエルボ・エクスプレス、豪華な列車内でテキーラ三昧

テキーラエクスプレスを運行している会社は何社かありますが、今回は外国人観光客はもちろん、地元のメキシコ人にも大人気なテキーラ製造会社の大手「José Cuervo(ホセクエルボ社)」の観光列車「クエルボ・エクスプレス」を選びました。

クエルボ・エクスプレスには、エクスプレス(2,100ペソ )/ プレミアムプラス(2,500ペソ)/ダイアモンド(2,800ペソ)の3種類の席の種類があります。今回はプレミアムクラスの席を予約しました。(日本円で約14,000円:2019年10月現在)

席のランクによって提供されるおつまみやカクテルに差があり、座席の装飾も異なります。こちらがプレミアムプラスの車内!飛行機のビジネスクラスのような雰囲気で、本格的なバーカウンターまでありました。

テキーラ列車は朝の9時に出発し、ウェルカムドリンクにはもちろんテキーラが提供されました。テキーラ村までの2時間は、テキーラと、マルガリータなどのテキーラを使ったカクテルが飲み放題のほか、メキシコ定番の朝食タマレスや人気のおつまみワカモレ、トルティーヤなども振る舞われました。

その後は、ブランコ・ゴールド・アネホと大きく分けて3種類のテキーラのティスティングが始まりました。視覚・嗅覚・味覚を使って味わえるように工夫がされているほか、説明はスペイン語に加え英語でも行われました。スペイン語はあまり分からないという方にもオススメです。

テキーラ村に到着!そこに待っていたのは…!?

テキーラ村に近づくに連れ、窓の外にはアガベ畑が広がり始めます。その景色とテキーラを堪能していると、テキーラ村へはあっという間に到着。マリアッチのお出迎えを受け到着したのはまだ朝の11時ではありましたが、すでに6、7杯のテキーラをティスティングし、ほろ酔いで踊り出す人たちもいました。

テキーラの秘密に迫る!工場見学スタート!

テキーラ村一帯は「リュウゼツランの景観とテキーラの古い産業施設群」として世界遺産に登録されています。専用のバスでラ・ロヘーニャ蒸留所に向かい、テキーラマイスターがガイドとして帯同する工場見学が始まります。ツアーはスペイン語と英語の2つが用意されており、小さいグループに別れて工場内を回ります。

写真は工場内の様子で、原料からテキーラが完成するまでの一連の流れを見て回りました。まずはテキーラの原料となる、アガベの茎部分「ピニャ」を蒸し焼きにします。ピニャはとても甘くて多くの繊維質を含んでおり、ツアーでは試食をすることもできます。これを搾汁し発酵、蒸留したものがテキーラとなります。さらに樽熟成の長さによって色も呼び方も異なります。

製造工程を見学した後は、またまたテイスティング。熟成期間のない無色透明の「ブランコ」、熟成期間1年の薄いゴールドの「レポサド」、3年未満の琥珀(こはく)色の「アネホ」、3年以上の赤銅色の「エクストラ・アネホ」を、テキーラマイスターの説明を受けながら、色や香り、味、口当たりの違いを楽しみます。口当たりの違いは、樽熟成によってもたらされるそうです。この違い、実際に味わってみたくありませんか…?

ツアーの締めくくりは…一面に広がるアガベ畑

最後にはバスでアガベ畑に移動し、アガベ収穫のデモンストレーションを見学しました。テキーラへの使用が許されているアガベは、「ブルーアガベ」という品種のみで、収穫を迎えるまでに7年もかかります。

ヒマドールと呼ばれる収穫専門のプロが、大きなアガベを根から掘り起こし、コアという専用の道具で球茎の周りの葉をサクサクと切り落としていきました。また、普段はなかなか目にすることのない、一面のアガベ畑の中で写真撮影ができるのも、畑見学の醍醐味です!

その後、アガベ畑でまたマリアッチの演奏が始まり、観光客全員で大合唱に。そしてメキシコらしく、その音楽に合わせてテキーラを片手にみんなが踊り始め、アガベ畑でパーティーが始まりました。笑顔が素敵なメキシコ人スタッフがひたすらテキーラのショットをサーブしてくれまで、ラストオーダーの時間まで堪能することができました!帰りは列車ではなく、バスでテキーラ村からグアダラハラまで帰りました。

おわりに

約12時間にわたるテキーラ列車の旅は、テキーラの魅力だけではなくメキシコの文化を堪能できる、盛り沢山のラインナップでした。メキシコに来た際には、ぜひ一度テキーラ列車に乗ってテキーラ尽くしの1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。人生に一度は訪れる価値ありです!

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著者情報

紹介文: amiga編集部です。メキシコに関心のある皆さまに「安心」と「ワクワク」を届けるメディアとして、毎日メキシコ情報を発信していきます。

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