2019/12/03

【白熱!】日本語プレゼンテーション大会をご紹介!

2019年10月5日(土)、第3回メキシコ中部地方日本語プレゼンテーション大会「PUREZEN MÉXICO 2019 Región Centro」がグアダラハラで開催されました。メキシコ人日本語学習者が集結し、日本語でプレゼンテーションを行いました。今回は、プレゼン大会とイベントの模様、そして優勝者インタビューをご紹介します!

白熱のプレゼンテーション

今回は2つのカテゴリーに分かれてプレゼンテーションが行われました。

カテゴリーA(初中級~中級)では、「ウイチョル族の民芸品の PR アイデア」をテーマに4チームがしのぎを削りました。

ウイチョル族の民芸品の紹介と知名度をあげるためのプロモーション方法を企画し、写真入りのプレゼン資料も作成。参加者はもちろん、日本語でプレゼンを行いました!

Miriam(ミリアム)さんは、「私はウィラリカです」をテーマに発表。実際にウイチョル族に会いに行き、企画を作成したそうです!伝統衣装を自ら身にまとい、プレゼンを行いました。

カテゴリーB(上級)では、「日墨の異文化交流を意識した新しいイベント企画」をテーマに3チームが発表。予選を勝ち抜いた3チームが、日本・メキシコ間の文化・習慣・考え方の違いをテーマに、国内開催の新しい異文化交流イベントを企画し、プレゼンを行いました!

Yair(ヤイル)さんとManuel(マヌエル)さんは、「JUAN PEACE」と題してプレゼンを行いました。企画内容はグアナファトのセントロで宝探し!グアナファトの美しい町を舞台に行われます。街の各箇所に設置されたチェンクポイントにて、ヒントを入手し「JUAN PEACE」という宝を発見するという企画。

Yair(ヤイル)さんとManuel(マヌエル)さんのプレゼンの最大の特徴は躍動感!身体全体を使ったジェスチャーと要所要所で取り入れたジョーク。会場全体を自分たちのペースに引き込んでいました!企画自体もとても面白く、筆者も是非参加してみたいと思いました!

メキシカン・ファッションショー「ハリコレ」

今大会では、ハリコレ(ハリスコ・コレクション)と題して「メキシコの民芸品や伝統衣装はカジュアルに着こなせる!」 というテーマのもと、メキシコ人によるファッションショーが行われました。

参加者は日本人でも私服に取り入れられそうなコーディネートを考え、披露しました。メキシコの美しい伝統衣装をカジュアルに着こなす姿をご覧ください!

いかがでしょうか。美しい伝統衣装を取り入れたファッションスタイル。メキシコの伝統衣装は「美しくてかっこいい!」と思っていても、その柄や色使いの奇抜さから私服への取り入れ方が分からず、躊躇してしまった方も多いはず!彼らが提案してくれた服装でしたら、我々日本人でも着こなせて、ファッションスタイルの違いをだせますね。もしかしたら、今後日本で流行るかもしれません!!

カテゴリA優勝者インタビュー「Josuéさん」

Q:日本語はどのくらい勉強しているのですか?

3年半勉強しています!でも今年は仕事や趣味のバンドが忙しくて、あまり日本語を勉強する時間をとれませんでした。

アニメとドラマを見たり、日本語で歌ったりして勉強しています。ONE OK ROCKや小林 未郁さんなど、様々なジャンルの日本の音楽を聞いています。

Q:なぜこの大会に参加しようと思ったのか?

日本語でプレゼンテーションをすることは、私にとって素晴らしい経験になると思ったからです。一ヶ月半くらいかけて練習しました!姉の協力もあり、短い準備期間でも優勝できました。

Q:今後の目標はありますか?

来年ボランティアとして日本に行きたいです。京都や大阪が大好きなので、そこでサッカーのアシスタントのボランティア活動をしたいと思っています。

将来、日本の会社で働けたらうれしいですね!

カテゴリB優勝者インタビュー「Yairさん・Manuelさん」

Q.なぜこの大会に参加しようと思ったのですか?

Yairさん:私は普段は演劇をしています。日本語と演劇を組み合わせて行えるイベントはめったにないので、面白そうだなと思い参加を決意しました。またManuelさんとだったら、日本の漫才のような面白いプレゼンができる!と思い、2人で出場しました。

Q:どのくらいの期間準備をしましたか?

Manuelさん:お互いグアナファト、イラプアトと住んでいる所が違うので、チャット等のツールを使って行いました。大会一週間前に集まって、打ち合わせや練習を短期間で集中して行いました。当日もバスの乗車時間ギリギリまで練習していました。

Q:なぜ日本語を勉強しようと思ったのですか?

Yairさん:アニメやマンガを見ているうちに、少しずつ日本文化に興味が膨らんできて、日本語を勉強するようになりました。

Manuelさん:アニメを見ているうちに、日本語の発音に慣れてきたので、きちんと勉強しようと決意しました。アニメを見るなら、サブタイトル無しできちんとアニメをみたいと思って(笑)。ちなみに「日常」というアニメが好きです。面白いですよ!

Q:今後の目標はありますか?

Yairさん:日本で日本語を使って演劇をしたいです!過去に1年間日本で演劇留学したことがありますが、もう一度演劇の勉強をしたいです!

Manuelさん:私は通訳の仕事を始めます。色々経験して、お金も稼いで、将来日本で仕事がしたいですね!

さいごに

今回の日本語プレゼン大会で衝撃を受けたことは、参加したメキシコ人の日本語力とプレゼンテーション力のレベルの高さ!下書きなどは見ないで、日本語という難しい言語を使ってユーモア溢れるプレゼンテーションを行っていて、感嘆しました。

また出場者の皆さんの「日本」「日本語」への興味関心の高さが、プレゼンテーションやその後の会話から伝わってきました!

メキシコと日本の関係がより良いものになるように民間レベルから盛り上げていきたいですね。メキシコ情報サイト”amiga”では、今後も日本ーメキシコ間に関係するイベントを中心に発信していきます!

「Purezen México」 Facebook ページPUREZEN MÉXICO Youtubeチャンネル

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