メキシコのスーパーマーケット
メキシコのスーパーマーケットチェーンといえば「メガ」「ソリアナ」「チェラドウイ」「ウォルマート」の4つが有名どころではないでしょうか。メキシコのスーパーはとにかく大きく、食料品だけでなく文房具や医薬品、日用品、電化製品、衣類、アウトドア用品など生活に必要な様々な物を販売しています。肉、野菜、果物などはほとんどが量り売りなので必要なぶんだけ購入することができます。スーパーマーケットではメキシコ人の衣食住を垣間見ることができるため、観光客の方々にとってはひとつの観光スポットになり得るかもしれません。
Jarabe de Agave
こちらはアガベシロップです。アガベとは…そうです、皆さんご存知テキーラの原料であるリュウゼツランのことです。シロップというと真っ先に思い浮かぶのはメープルシロップですが、メキシコではこのアガベシロップも日常的に親しまれています。
はちみつよりもサラサラしているため、ヨーグルトに混ぜても美味しく食べることができます。そして、驚くことにアガベシロップは日本食とも相性抜群なのです!
例えば煮物を作る際には、みりんの代わりにアガベシロップを入れることで旨味とコクが増します。素材の美味しさを引き出すことができるため、きんぴらごぼうやかぼちゃの煮付けなどの和惣菜と相性が抜群です。
メキシコでみりんを買おうと思うと日本食材専門店に足を運ばなければならず、日本よりもお値段が張ってしまうというのが正直なところ。メキシコで日本の和惣菜を作る際には、みりんの代わりにアガベシロップを使ってみてはいかがでしょうか。
Agua de Jamaica
ビビッドなカラーが特徴のこちらのドリンクはハマイカ水と呼ばれる、いわゆるハイビスカスティーです。乾燥させたハイビスカスの花を使って作るのが一般的。スーパーマーケットでは乾燥ハイビスカスだけでなく、水に溶かすだけで簡単にハマイカ水が作れる粉末状のものも販売されています。
ハマイカ水はメキシコだけでなく南米やタイ、アフリカなどいろいろな国で親しまれている飲み物です。ビタミンCを豊富に含むため美肌効果があり、同じく豊富に含まれているクエン酸は疲労回復に効果があります。仕事の忙しい時期や夏バテの時期など、疲れた時に飲みたいドリンクです!
abuelita / chocolate
皆さんご存知でしたか?実はメキシコは世界でも有数のカカオ原産国で、その歴史はマヤ文明の頃にまで遡ります。古代メキシコではカカオはお金に変わるほど高価なものとされ、「神の飲み物」と言われていたほどです。しかしその後カカオの加工技術は他国と比較してそこまで発展せず、メキシコのチョコレートは「ぼそぼそしている」「甘すぎる」などの感想を持たれてしまうことが多いです。
しかしそんな中、老若男女を問わず親しまれているのが「chocolate(チョコラテ)」のドリンクです。日本ではチョコレートというと固形のお菓子を想像しますが、メキシコでは「chocolate」というと十中八九ドリンクとして受け取られます。そんなチョコラテを家で気軽に楽しめる魔法の商品がこちら!「abuelita」というブランドのドリンク用チョコレートタブレットです。
作り方は簡単。鍋で牛乳を温め、そこにチョコレートタブレットを加えて泡立て器や菜箸でかき混ぜるだけ。ここでシナモンやナツメグを加え、ちょっぴりスパイシーなオリジナルドリンクにアレンジするのもオススメです。お好みのスパイスをカスタマイズして、自分の好みの味を見つけてみてください♪
まとめ
以上、メキシコのスーパーで必ず手に入れたい3つのアイテムをご紹介しました!気軽に立ち寄れるスーパーマーケットには、日々の生活を豊かにするお宝がたくさん眠っています。メキシコ人が普段どんな生活を送っているのか、衣食住の様子を垣間見れる場所でもあります。暑い夏にはハマイカ水で涼み、寒い冬にはチョコラテで温まり、日本の味が恋しくなったらアガベシロップで和惣菜を美味しく作ってみてください!