日本よりも愛情表現が豊かなメキシコ。街中では堂々とイチャイチャしているカップルがたくさん見受けられます。そんなメキシコでは日本とは少し違い、バレンタインは女性側からだけでなく恋人同士で贈り物を送り合い、愛を伝え合う日です。贈り物としてはもちろんカップルによってチョコやキャンディーなどのカジュアルなものからアクセサリーやバッグなど豪華なものまで様々ですが、基本的にメッセージカードやバラの花、ハートの風船やぬいぐるみなど、気持ちを表し伝えるプレゼントがメインだそうです。
メキシコにホワイトデーはある?
答えは、NOです。バレンタインのお返しは1ヶ月後ではなく、バレンタイン当日に行います。またメキシコも日本のように恋人同士だけでなく、学校の友達や職場の同僚・先輩に配りますが、「女性が男性に」ではなく「男女関係なくみんなで」お菓子やちょっとしたプレゼントを贈り合います。そのため日本のホワイトデーのようなお返しの日は必要ないのですね。
メキシコにはバレンタインの別名がある?
メキシコではバレンタインデーは”El Dia del Amor y la Amistad” とも言われていて、「愛と友情の日」という意味です。メキシコでは恋人同士はもちろんのこと、それと同じくらい友達や家族に愛と日頃の感謝を伝える日です。日本では「友チョコ」「義理チョコ」のように、最近ではチョコを渡すことがメインのように感じられ、少し形式ばっている印象があります。しかしメキシコではチョコやプレゼントを渡すことよりも、恋人や友達、家族などに感謝の気持ちを伝えることが重要視されています。
実際の街の雰囲気
バレンタインが近づくと多くのレストランでバレンタイン特別メニューが出されたり、ハートの風船や装飾が売られるなど、街中が少しバレンタインモードになってきます。しかし日本のようにお菓子会社がパッケージやCMなどをバレンタイン仕様にしたり、スーパーにバレンタイン用手作りお菓子コーナーができたりするほどではありません。日本ではバレンタインはクリスマスやハロウィンと並び注目イベントですが、メキシコではそれほどでもなく割とカジュアルなイベントである印象です。
まとめ
メキシコのバレンタインは日本よりもカジュアルなイベントで、恋人同士だけでなく周りの人たちに愛と感謝の気持ちを伝える日であるといえます。日本では最近何かとインターネット上で女性が男性にチョコを渡す習慣やバレンタインを騒ぎ立てすぎている状況に反対意見が多発していたり、「#バレンタイン反対」のハッシュタグがツイッターで流行るなど賛否両論あります。日本でも、「会社の人に配らなきゃ」「何人分学校に持って行って配らなきゃ」などで女性の頭がいっぱいになるような義務的なイペントではなく、メキシコのバレンタインのように男女関係なく大切な人に感謝を伝え合うような、よりカジュアルでハッピーなイベントになればいいなと思っています。