2020年11月23日(月)以降、レストランや小売店の営業時間は19時までと厳しい措置
メキシコシティ市長のクラウディア・シェインバウム氏は2020年11月20日(金)に「新型コロナ警戒信号をオレンジから赤に戻す一歩手前まで、状況は逼迫している」と語り、11月23日(月)以降にはレストラン、小売店などの営業時間を19時までとし、宴会やパーティを通じた集団感染を防ぐことを目指すとのこと。
NEGOCIOS CERRARÁN A LAS 19:00 HORAS A PARTIR DEL 23 DE NOVIEMBRE EN CDMX
メキシコ国内では飲食店や小売店への政府からの補助はなく、厳しい状況が続く
「自粛と補償はセットだろ」という言葉が日本では騒がれ、十分ではないにせよ営業時間の短縮などへの協力金が各種自治体から補助がなされていますが、メキシコではコロナウイルス対策やロックダウンへの政府からの補助は皆無に等しいのが現状です。これを読んで下さっているメキシコ在住中の日本人の方々にとって、憩いの場所である日本食レストランは勿論、地場が経営する飲食店なども、窮地に陥っています。
2020年のコロナショックを通じて、誰しもがデリバリーサービスを通じた自宅で取る食事と、実際にレストランに足を運んで食事する時の味や愉しさなどを痛感したことかと思います。
こんな時だからこそ、ぜひ個人個人が大切にしている飲食店に足を運び、営業時間内で食事をする等して応援する人々が増えることを願っています。
「感染が収まるまで継続する」可能性がある
クラウディア・シェインバウム市長は「感染が収まるまで当措置を継続する」とインタビューで名言しましたが、これから寒さが厳しくなっていくメキシコシティ市内では、愚かな政策だとしか筆者は思いません。
感染予防対策については個人個人、そして各店舗が入念に、継続して行っていく。「WITH コロナ」と、国民がどう向き合っていくか。既に大量の失業者がメキシコ国内で溢れ、治安悪化に繋がっています。
メキシコに住む全ての人々が安心して生活できるよう、ナンセンスな政策や措置ではなく、確りと経済対策を行って治安回復が進んでいくことを願ってやみません。