メキシコ人はアメリカ―ノが基本!
メキシコのカフェに入ると必ずとっていいほど、アメリカ―ノがメニューの先頭に来ることが多いです。なんとメキシコではアイスコーヒーがあまり一般的ではありません。お店によってはペーパードリップで落としているところもありますが、メキシコ人の言うコーヒーは濃いコーヒー(エスプレッソ)とお湯で割ったアメリカ―ノのことを指します。そんな筆者も来たばかりの際にアイスコーヒーを頼んだら、「アメリカーノのこと?」と聞き返された経験があります。
よくメニューにあるcortado(コルタード)って何者?
メニューの中には聞きなじみのない「cortado」というものが存在します。cortadoは日本にはないメニューですが、主にスペイン語圏を中心とした国で好まれるカフェです。cortadoは「薄める」という意味があり2ショットのエスプレッソに少しのミルクが追加されたものを指します。ちなみにミルクが大半でコーヒーが少ない飲み物をLagrima(ラグリマ)と呼びます。
ではcortadoは私たちにも馴染みのある「Latte」や「cappuccino」とどう違うのでしょうか。
Latte?Cappuccino?café con leche!ミルクや泡の量で名前が異なる
日本でもLatteやCappuccinoはありますが、中南米のメニューにはそこにCafé con lecheも加わります。筆者が最初にメニューを見たときLatteとCafé con lecheの違いはなんだろう?と疑問に思いました。実際に現地の人にも聞きながら調べてみると以下のことが分かりました。
Latte:エスプレッソ+多めのミルク+フォーム(泡)
Cappuccino:エスプレッソ+少なめのミルク+多めのフォーム
Café con leche:ミルクとドリップコーヒーを1:1で割ったもの
皆知ってるフラペチーノ!フラッぺとの違いは?
スターバックスをはじめとするお店で知られているフラペチーノ。
しかしフラペチーノとはそもそもどういう意味なのでしょうか。
メキシコ含め、イタリアなどのコーヒー大国では大抵のお店で「フラッぺ」という
飲み物が存在します。
フラペチーノはそもそも、「frappe」と「cappucciono」の造語から成るそうです。
つまりメキシコ人の共通認識としてはコーヒー要素が強いカプチーノを氷と砕いたものの上にホイップが乗ったものを指します。
一方で「フラッぺ」はコーヒーに関わらずどんなドリンクにもホイップが乗ったもののことを指すそうです。コーヒー文化が輸入されてきた日本人としては
「スターバックス以前にもフラペチーノ文化が海外にあったのか!」と驚きですね。
メキシコ伝統!café de olla (カフェ・デ・オジャ)
最後にメキシコの市場などで飲むことができるcafé de olla をご紹介します。
café de ollaはスペイン語で「ポット・コーヒー」という意味があり、主に冬に地方で飲まれるそうです。味は、ブラックコーヒーより甘めでシナモンが入っているのが特徴です!
実際にお店に行って頼んでみると私が飲んだものには、生姜の味が強く上にオレンジが浮いている可愛いものでした。
まとめ
コーヒーメニューのちょっとした違い、いかがだったでしょうか。これを読んでからいけばカフェでの注文が少し楽しくなるかもしれません!
メキシコに訪れた際に是非試してみてください。