メキシコのペットボトルといえばciel!100%リサイクル
メキシコのコンビニやスーパーに行った際に、cielを見たことがない人はいないのではないのでしょうか。このcielというミネラルウォーターは、中南米全体で普及している商品です。コカ・コーラのメキシコ工場(IMCC)が自然に優しいペットボトルを販売するために開発した商品です。cielに使われているペットボトルは100%リサイクルで作成されています。持続可能な資源利用のために、是非この青いパッケージが特徴的なボトルをお手に取って見て下さい。
ビニールバッグの販売を禁止
2020年1月を境目にメキシコシティ内では固形廃棄物法に基づきビニールバッグの販売を禁じています。そのため、現在スーパーなどからはビニール袋が完全に消え、代替物としてエコバッグをレジにて販売しています。スーパーに行った際に日本のようにビニール袋の購入はできないので、要注意ですね。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/57144ff6e9ac89b4.html
今年度はストローや風船・タンポンなども
2020年にビニール袋の販売を完全に制限し、2021年、現在のメキシコは他のプラスチック製品の販売も制限していく予定です。今年、街から姿を消す可能性があるものが以下になります。
ーストロー
ープレート
ーコップ
ープラスチックタンポン
ーコーヒーのふた
ー風船と風船棒
ー綿棒
ーマイクロプラスチックを添加した製品(マドラーやカトラリーなど)
https://www.greenpeace.org/mexico/blog/9419/2021-cdmx-libre-de-plasticos/
メキシコシティで波紋を呼んでいるタンポン
メキシコシティ内では固形廃棄物法を実行すべく、プラスチックタンポンの販売を禁止する方向へと動いています。しかし2月から市内に住む女性と政府の間で議論が起きています。プラスチックタンポンのような代替品を見つけるのが難しい日用品を廃止することは、市内に住む500万人以上の女性に影響します。ここにおいて「コカ・コーラのペットボトルは禁止しないのに、タンポンは禁止するのか」と大きな疑問が女性陣の間で生まれています。
https://www.infobae.com/america/mexico/2021/02/10/reportan-desabasto-de-tampones-en-cdmx-debido-a-la-ley-de-plastico-de-un-solo-uso/
カフェでのストローやふたに変化が
最近日本でも大手チェーン店などでは紙製のストローに置き換えが行われていますが、実はメキシコでは更に早くリサイクルストローや蓋などにおける環境対策が行われてきました。例えばストロー不要の飲み口付きのふたをカフェで見かけることは珍しくありません。またストローもリサイクル製品でできたものが普及するなど、身近な部分での環境対策が進んでいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。まだまだプラスチックの制限を拡大する上で葛藤はありそうですが、既に持続可能な資源の活用が進んでいるメキシコ。今後とも注目していきたいですね!