【メキシコで奮闘する若き異色の料理人】坂本和也の人生

北海道で生まれ育ち、建築の道へと進んだ青年が、なぜメキシコで働くことになったのか。カリブ海への出店を夢を描く坂本さんに、これまでの波乱万丈な人生と、メキシコでの生活について迫りました。 記事の最後には、料理人やシェフの方々の求人情報についても明記しています!

現在の仕事と、これからの意気込み

2020年はコロナウイルスの流行によって、各店舗の運営状況は非常に厳しかったのですが、2021年になって店舗の経営状態は大幅に改善されています。

グアナファト州レオン市内にあるIzakaya GOENですが、以前と比べると多くのメキシコ人の方々が来店され、また日本人の方々による来店も大幅に回復傾向にあります。日本人とメキシコ人。それぞれ異なるニーズや好みがありますが、来店した全ての方々が満足できて、本物の日本食を愉しむことが出来る居酒屋を、ここメキシコのレオン市内で創れていることを考えると、とても気持ち良いというか、満足感を感じています。人種問わず、愛される店であり、受け入れられる日本食を提供していくことに対して、非常にモチベーションを感じますね。

リピーターの方々や地元の常連客の方々が、飽きないように限定メニュー等も継続して発案し、実施していきたいと考えています。ぜひ、この記事を見てくださってる方々も、直接「こんな食事が食べたい」という意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

現在、運営委託のお仕事を頂いてるRoygent Parks Queretaroの料飲施設においては、朝食と夕食で日本食を提供しています。2021年に入って、特に週末にはメキシコ国内に在住する日本人の方々、メキシコ人の旅行者の方々の滞在が増えています。毎日同じメニューで朝食が出てくると、特に在住者の方々は飽きてしまうと思うので、色んな事情があるため、時間が掛かると思いますが、今後はメニューのバリュエーションを豊富にしていけるよう、努力したいと考えています。お住まいの方々の健康面についても考えながら、食事の提供をしていきたいと思っていますね。夜はちょっとしたご馳走のようなメニューを増やしていきたいと考えています。週末には昼間からプールで遊んで、家族全員で楽しめるようなレストラン、そして空間を作って行きたいです。

「海の家」とは無縁の北海道の少年が、カリブ海に夢を描いて

紆余曲折あって、いま私がメキシコに来ていることに、こうして振り返ってみると自分自身でも驚くんですが (笑)やはり近い将来、カリブ海沿いなのか、はたまた西海岸でなのかは検討中ですが、海の近くで店舗の開業には挑戦したいし、会社でも実現するよう取り組んでいます。

私のように何ものでもなかった人間が、さまざまな人々に支えられながらメキシコでシェフになって、日本人やメキシコ人に自身が発案したレシピやメニューを食べて頂けることに対して、感謝の意を感じるし、嬉しい気持ちで一杯ですね。これからも知恵を絞って、国籍、年齢問わず沢山のお客様、そして社内のスタッフにも楽しんでもらえるように努力していきます。

Encounter Japanとしての店舗はこれからも増えるでしょうし、出店エリアも拡大していく予定です。その地域や店舗によって、仕入れする商品や提供メニューを工夫して、拘っていきたいですね。現状あるものを流用するのは簡単ですが、引き続き様々なトライ&エラーを通じて、それぞれの店舗の特色を出して行ければと考えています。

海がある街での出店に加え、地産地消に繋がる様々な取り組みについても挑戦していきたいですね。北海道って、小学校で畑の授業があったりするので、ビニールハウスの作り方とかも私は分かるので、野菜なども自社で手塩にかけて作って、店舗で消費していくことに興味があります。

海の家を知らなかった道産子の少年だった私が、メキシコの海に夢を描いてメキシコに訪れているわけです。まだまだやりたいことが沢山あるので、これからの取り組みが非常に楽しみです。

メキシコで共に働く仲間を募集しています

私自身、これまで仕事が辛いとか、つまらないとかって感じたことが無いんです。どんな仕事にも楽しいピースは存在する。学生時代から、携帯の待ち受け画面に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉を載せていました。どんなことでも強い意志を持って取り組めば、必ず成就するという意味で、これは私のモットーにもなっていますね。

「自分に自信がない」という人も、特に若い方々の中で少なからずおられると思います。きっと、自ずと自信はついてくる。人生において、どうにもならないこととかって、絶対にないと私は思ってるんですよ。私自身も、スペイン語が全く話せなかったし、様々な人生の寄り道をしてますが、いまはEncounter JapanでFood & Beverage 部門の全ての業務に貢献するにまで至りました。若い頃、悩んだり立ち止まったりした時には「これから自分はどうなるんだろう」と考えることもあると思いますが、きっと、どうにかなると思うんです。

メキシコっていう国は、「仕事をする」先としてイメージすることは、中々難しいとは思うのですが、私が実際に住んでみると、どんな人でも楽しんで生活できる場所だと今は感じています。ここで住むメキシコ人の方々は、気楽で明るい人々が多いので、どんよりした空気を感じることはなく、いつも陽気な雰囲気の中で働くことができていますね。心の平穏が保ちやすいと思います。

自分は変わっていないのに、他人からの評価や印象は、住む国によっても大きく変化することを身を以て感じていますね。日本人の感覚だと「そこまでガッツリ働いてないなぁ」という感じでも、周りからすれば「めちゃめちゃ仕事してる坂本さん!」とここメキシコではなるわけですから(笑)。

実際に住んでみないと、分からない部分があると思いますが、ぜひ当社の事業に興味があるシェフ、料理人の方々はお気軽に連絡頂ければと思います。

料理人の方々で、メキシコで弊社と共に働くことに興味がある方は、以下のWantedlyの募集ページをご参照ください!

地球の裏側 メキシコ合衆国で働く調理スタッフ・シェフの仲間を募集します!メキシコに日本食の文化を広げる!ホスピタリティある料理長の候補募集!メキシコで働く。日本食レストランの運営を一緒に支えてくれる仲間を募集!
prev
2/2
お気に入り

特集

amigaピックアップ