【有給】理系男子がスペイン語で長期インターンに挑戦

大学3年次まで北海道大学、理学部で学んでいた理系男子が、4年次春を境目にメキシコでインターン。半年前までごく普通の大学生だった彼がインターンに挑んでいる理由とは。 海外インターンの魅力について現役生にインタビュー致します。 最後には海外でインターンする上で気になるFAQについても記載しています!

メキシコでのインターンを通じて経験した初めての挫折

無事Encounter Japanでのインターン面接を通過し、メキシコの首都、メキシコシティで現在インターンの真っ只中です。企画・営業部の一員として、BtoB用のマーケティング施策を考えたり、企業ブランディングに携わる等して業務に取り組んでいます。繁忙期には、2つ、3つのプロジェクトを同時進行しなくてはならない状況にも今ではなんとか慣れることができました。

これまでの日々の中で最もきつかったプロジェクトは「メキシコ市場で売り出していくべき日本食材・飲料を見極めること且つそのプロモーション方法を考案する」という課題でした。当施策では「メキシコ国内の日本産和牛の消費量を1年以内で10%に増やすとともに、メキシコでの正しい日本産和牛の認知の拡大を目指す施策」を提案する必要があったのですが、これが想定以上に難しかったです。

企画や業務に対する考えが甘かったことから、何度企画を提案しても上司からは納得してもらえませんでした。この悔しく無力感を感じた瞬間が自分にとっては人生初の挫折経験でしたね。

これまで好きなことを極めることに人生の大部分の時間を割いてきた私には、未知の分野での挑戦で自身の企画や考えを思うように認めてもらえなかったことはとても辛いものでした。当プロジェクトにおいては、結局その辛さに耐えられず中途半端なまま投げ出してしまいました。更に辛かったのは、直属の上司である生田さんに「もっと俺が見てあげられなくてごめん」と言わせてしまったことです。

その瞬間、期待されていたにも関わらず、それに応えられなかった悔しさが込み上げてきました。また自分の無力さによって上司に罪悪感を抱かせてしまった悲しさを痛いほど感じました。

この経験を通して、切羽が詰まる前に社内のメンバーや上司に相談することを常に意識しています。また「得意ではないことへ消極的になるのではなく、積極的に向き合う」というマインドが芽生えました。

「人との向き合い方」について学ぶ毎日

上記のリアルなインターン生活の話からもお分かりの通り、メキシコでの日々は毎日が大変かつ刺激的です。そんな僕がメキシコに来てから「最も成長したと感じる点」は、2点あります。1点目は、周りから意見が求められるぐらい知識と経験に基づいて対等に話し合いができるようになったこと。そして2点目は人との向き合い方についてです。

メキシコでインターンを開始するまでは、マーケティングやブランディングに関する知識がゼロでした。そのためお客様との会議に参加したとしても、私の意見は全く相手にされませんでした。それでも日々の業務や学習を通じて、最近ではお客様から相談されたり、話を聞いて貰えることが増えてきたんです。また上司の生田さんから意見を求められた際には、自分自身が信頼される存在になったと、成長を感じることが出来ます。

様々なプロジェクトにおいて社内外のメキシコ人の方々と働く機会も多いです。そんな中、私の「当たり前」が彼らの「当たり前」とは違うことが多く、当初は大変戸惑いました。しかし働いていく上で「友人や家族のために働く」ことを大切にしているメキシコ人の習慣をまずは理解し、それを極力意識したコミュニケーションをとることを心掛けるようになりました。その結果、拙い私のスペイン語でのやりとりにおいても、メキシコ人のお客様や社内のメンバーが僕に意見を求めてくれる瞬間が増えました。やはり

頼ってくれる機会が増えてきたことは嬉しいし、成長を実感する瞬間ですね。

「成果を残す」ことに貪欲となって取り組む後半戦

合計10ヶ月に渡るメキシコでのインターン期間の中で、まさに今、折り返し地点に僕はいます。前半の6か月を振り返ってみると、新たな土地で初めてづくしの経験を積めたことで、様々な「インプットの機会」を得ることができたと感じています。理系で研究思考の大学生だった自分にとっては、これまで経験してこなかったことばかりで、当初は業務にも生活にも慣れることに必死でした。残りのインターン期間では、今までインプットしてきたことを成果としてアウトプットする期間にしたいと考えています。またこのインターン期間では社内外の人々から教わる立場でした。今後は次期インターン生に向けて最大限、良い形で引継ぎをする等して、Encounter Japanに貢献していきたいと思っています。

私生活の面では、もっとメキシコ国内の色んな人達と関わっていきたいです。

業務を通じた社内外の関係だけではなく、メキシコでしか出会えないような人たちと交わることで、より刺激的な毎日を送りたいですね。

最後に、海外でのインターンを迷われている学生の皆様へ

海外インターンの経験が帰国した後の糧になるかは本人次第です。しかし、社会人になる前にラテンアメリカという到底馴染みのない地で、会社の発展に直接関われるれるのはどこを探してもEncounter Japanだけです。ここでのインターンの日々がかけがえのないものになることは間違いないです。必ず自分の価値になるはずですので、この記事をみて少しでも興味を持った方がいましたら是非応募してみて下さい!

【インターン希望者応募フォーム】

FAQ

Q. メキシコにきてインターンをするまでにした準備などはありますか?

A.渡航する目的を明確にし、メキシコでの生活を具体的にイメージできるようにしていましたね。特に、上司である生田さんが出しているメキシコYouTubeチャンネルを視聴したり、本webサイトamigaの記事などをチェックしメキシコ生活をより具体的に想像していました。

来ることだけを目的にしないように意識していましたね。

Q.メキシコはスペイン語が母国語だと思いますが、言語面で苦労する場面はありますか?またどのように乗り越えてましたか?

A. 英語はほとんど通じないと想定した上でメキシコへの渡航を決断したので、基礎的なスペイン語の文法を一通り復習してからメキシコへ来ました。実際、日常生活で関わるメキシコ人は英語を話せない方々が殆どです。渡墨してからは言語の壁によって苦労する面も多々ありますが、メキシコでの生活中に自然と少しづつ語学は身についてくると思います。

Q.大学生の間にやっておくべきことを教えて下さい。

A.「人生を終えるまでにやらないといけないこと」をひたすら書き出してみて下さい。

 その中から「若いうちしかできないこと」を抽出し、その中でも特にやりたいこと上位3つを書き出してみて下さい。そうすれば、今のうちにやるべきことが自然と見つかるはずです。

prev
2/2
お気に入り

著者情報

紹介文: メキシコで活躍される日系企業経営者・社員の方々からスポーツ選手までインタビューし、お届け致します!

特集

amigaピックアップ